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ビジネス英語で「I’m sorry」の一言が絶対NGである理由

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「英語ができません」がNGである理由

「英語ができません」と言ってはならない理由、それは自ら「英語ができません」と言うことにより、あなた自身の評価を下げているということです

 英語ができません、という時のあなたの表情や様子はどんなふうに見えているでしょうか? おどおどして、目線が宙を泳ぎ、もしかしたら、冷や汗もかいているかもしれませんね。そんな様子の人が、外国人ビジネスパーソンから信頼を得られるでしょうか? 無理ですよね。

 よく「英語ができる上司の前で自分の下手な英語で話すのが嫌なんです」と言う人がいます。気持ちはわからなくもないですが、実は、英語ができる人が気にしているのは、あなたの発音や文法力ではありません。英語に自信がないことで、おどおどして見えることや、不安そうな様子でミーティングに臨んでしまうこと、そのことのほうがよほど気になっているのです

 あなたがこの場にいるのは、別にきれいな英語を話すためではなくて、「仕事のプロ」だからなのです。その仕事のプロが必要以上におどおどしていると、そのために見くびられてしまいます。あなたが評価されるのは「英語力」の良し悪しではありません。

 あなたの職業が英語の先生でもない限り、「英語力」だけで仕事の評価をされることはありません。あなたが本来勝負すべきは、英語力や発音の善し悪しではなく、仕事の中身であるべきです。

無駄なやり取りを省くために

交渉 ビジネス

 あなたが「英語ができません、ごめんなさい」と言ったら、言われた相手は何と思うでしょうか? たいていの場合、「そんなこと気にするなよ!」と言ってくれるのではないかと思います。

 実際、冒頭の例でも、シンガポール人上司が「そんなこと、気にするな! 僕の日本語のほうが、君の英語よりもひどいよ、わはは!」などと笑い飛ばしてくれて、事なきを得ました。これは、よくよく考えると、相手に下手な気を使わせてしまっていると言うことになりませんか? 自分が気を使ったつもりが、かえって相手に気を使わせているのです

 ビジネスシーンでは、本来なら1分1秒だって無駄にしたくないと思うはず。この無駄なやり取りを省くためにも、「英語ができなくてすみません」から始まるコミュニケーションはもうやめましょう。では、どうしたらいいのでしょうか?

 私の英語コーチングのクライアントさんにお伝えしたときに、「その考え方は、目からウロコでした!」と言われた考え方をお伝えします。それは、こういうことです。

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