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台湾巨大唐揚げ「ジーパイ」は食べごたえ抜群。都内の人気3店をプロが比較

暮らし

 鶏排(ジーパイ)は、台湾の夜市などの屋台で食べることができる“台湾風からあげ”。鶏肉を大きな形のまま、おせんべいのような平らな形状で揚げるもので、ムネ肉を使うのが一般的です。最近は日本でもちょっとブームになっていますね。

鶏排

画像はイメージです

 今回は都内で味わえるオススメ鶏排のお店「浅草安心や」「カピタピ」「ハピネスタピ 珍珠堂」の3店の鶏排をご紹介しましょう。

1)浅草安心や:本場の味に限りなく近い鶏排

浅草安心や

浅草安心や

 東京・浅草の浅草寺にほど近い伝法院通りにある「浅草安心や」。こちらの「炸鶏排(ザーチーパイ)」(500円)は、オーナーが台湾の夜市に何度も行って現地で実食し、試行錯誤を繰り返して完成させたものなんだとか。本場の味に限りなく近い鶏排と言えそうですね。

 オーダーして約4分ほどで、五香粉(中華で使われるミックススパイス)のエスニックな香りとともに炸鶏排が登場です。う~ん、この香りがたまりません。オリエンタルな雰囲気に包まれて、これだけで胃袋が騒ぎ出します。紙の袋に入った状態で手渡されますが、揚げたてなのでアツアツ。これはヤケド注意ですね。

浅草安心や

炸鶏排(ザーチーパイ)」(500円

 大きめのおせんべいのような形状で、180gほどもあるといいます。両手で持って、ハンバーガーのようにして食べましょう。衣にはさつまいも粉やタピオカ粉などを使用しています。衣を付けてから、揚げる前に少しだけ寝かせているそうで、ザクザクした食感に仕上がっています

ほっくり柔らかく、やさしい食感

浅草安心や

 ムネ肉を使っていますが、固い感じは一切なく、ほっくり柔らかく、やさしい食感。なんでも特製の漬けダレに24時間漬け込んでいるそうです。たしかにそれだけ漬け込んでいれば、ムネ肉もやわらかくなるというもの。平べったくても適度な厚みがあるので、肉のうま味も感じられます。ザクザクした衣との相性がいいのは、揚げたあとにふりかけられている五香粉の味のせいでしょうか。

 大きさに圧倒されて、完食できるか不安になる人もいるかもしれませんね。しかし一度食べ始めるとあっという間です。味付けには花椒やクローブ、シナモンなども使用しているそうで、その奥深い味わいと五香粉の風味にも押されて、スイスイと食べ進めてしまった私でした

 ところで伝法院通りでは、食べ歩きは禁止されているそうです。購入後は持ち帰るか、お店のそばにある立食スペースで食べてから散策を楽しむようにしましょう。

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