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「芸能人の政治的発言」は6割が賛成

 前出の「#安倍総理ありがとう」は芸能人の間でも賛否両論でした。また、検察庁法改正案に対しては、多くの芸能人がSNSで「#検察庁法改正案に抗議します」と投稿。
 これで議論にのぼった「芸能人が政治的発言すること」に対して聞くと、賛成と答えたのは63人。反対と答えたのは37人でした。

 賛成した人たちで目立ったのは「芸能人であっても自分なりの考えを持っているのは当然」という声でした。

 IT系企業で働く男性(27歳)は「自由に発言すればいい」と肯定的な意見を述べる一方で、「芸能人だからというわけではないですが、発言には影響力があるのだから責任は持つべき」とSNS上で発言する姿勢に言及。他にも、「とりわけ若い世代が流されてしまう可能性は考慮するべき」と、発言自体を認めながらも慎重さを求める意見も多く上がっていました。

 かたや、反対した人たちからは「ただただ勉強不足なのがみてとれる」「知ったかぶりをしているだけで説得力がない」と厳しい意見も。

 26歳でフリーランスとして働く男性は「賛成と反対で半々」と答え、「政治については個々人がしっかりと考えて意見をするべき。影響力のある芸能人が言ったから『正しい』とか、その人が好きだから同じとなってしまうのは違う」と述べていました。

SNSで政治の話題「一度もない」が8割

sns

※画像はイメージです(以下、同じ)

 ときに炎上の火種になりかねない政治的発言ですが、20代に「SNSで政治について発言した経験」を尋ねると「一度もない」と答えた人が大多数の82人。続いて「たまにある」が15人、「よくある」が3人という結果になりました。

 一度もないと回答した人で目立ったのは「発言できるほど理解できていない」「発言に責任を持てない」とする意見。また、SNSを友人・知人との交流に使っているため、「政治的な発言によって周りから嫌われたくない」という声もありました。

 食品メーカー勤務の男性(28歳)は「SNSで政治の話題を上げるのは違和感がある」と回答。自分なりのポリシーとして「楽しく明るくこそがSNSの意義だと感じているので、徹底して政治的な話題は避けています」と述べていました。

 かたや、「たまにある」や「よくある」と答えた人からは、「誰かに害を与えなければ自由に発言できる場所と思っている」とSNS自体の意義を問う意見もみられました。

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