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「30代ロスジェネ世代」は若者が苦手?クールで個人主義な上司のトリセツ

学び

原則2:優秀な人ほど地雷が多い?

 読者である20代ビジネスマンが、ロスジェネ世代と接する上で注意すべきこと、それは指摘の仕方です。「弱みを見つけて、それを指摘する」のはNG。これ見よがしに、フォローをして自己アピールするのも悪手といえます。

 バブル世代はローパフォーマーで変にプライドの高い人が多いのですが、ロスジェネ世代は逆に優秀者ほどプライドの高い人が多いのです。だから、例え上司を助けるようなことがあったとしても、本人のプライドが傷つくようなことはすべきではありません。半沢直樹のような人は結果を出しても認められないのと似ています。

 しかし、自分の弱点をフォローしてくれる部下ほど頼りになる存在はありません。弱いところを見つけ出し、それをさりげなくフォローし、謙虚に振る舞うのがポイントです。

原則3:影響力が大きいことを活かす

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 ここまでに述べた気遣いがある程度できると、上司との心理的距離はぐっと詰まることでしょう。そうすると、こちらの意向・志向を伝えやすくなります。クール・ドライな人でも、何か困ったことがあったら、何とかしてあげようというマインドが生まれます

「3年後にはこういう仕事をしていたい」「こんな経験したい」「こんな勉強したい」など社内キャリアを築いていくのに非常に強力なアイテムをゲットするようなものです。

 仮に直属の上下関係で無くなっても、その方が社内に存在する限り、陰であなたを支援(推薦)してくれる確率がぐっと上がります。

イマドキ部下のトリセツ

イマドキ部下のトリセツ

人事のプロが教える、部下を動かす「しくみづくり」の教科書。世代ごとに変わる部下とのコミュニケーション術、キャリア・コーチング術などが理解できる

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