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カミナリが語る、お笑い第7世代「霜降り明星、ハナコの優勝は刺激になった」

「何言ってるのか分からない」から生まれた漫才スタイル

カミナリ

突然真面目に語りだしたまなぶさんに、たくみさんが笑いながらツッコむ

――2人はラップ好きで有名ですが、漫才に音楽的な要素を意識していましたか? 島田紳助さんがよく漫才のかけ合いをリズムに例えていたんですが。

まなぶ:(突然真面目な表情になって)リズムを止めたあとの言葉って、みんな興味を持つし、そういう意味では音楽的ですよね。すごいハードルを上げる作業ですけど、それを越えていかなきゃいけないっていう。

たくみ:……あの、そろそろ本当のこと話していい(笑)? 実際には、もともと僕が叩きながらツッコミを入れてたんですよ。そしたら「パンッ!」って頭を叩く音と、ツッコミの言葉がかぶっちゃって、「結局なにを言ってるのか分からなかった」ってライブのアンケートで書かれたんです。それから、「叩いたあとにツッコミを入れたら聞こえるんじゃない?」ってまなぶと話し合って、2015年頃に今のスタイルになった。本当に偶然の産物なんです。

――とはいえ、しっかりと言葉が聞こえるからこそのリスクはありそうです。

たくみ:いい意味で言うと、笑いどころがハッキリしてる。ただ、スベッたら地獄ですね。ほかの漫才師さんは流れるようなかけ合いがあるから、失敗してもスムーズに笑いを取り返せる。でも僕の場合はリズムを止めるから、一発のダメージが大きいんです。だから、ツッコミの言葉はメチャメチャ考えますね。

まなぶ:バラエティ番組の収録とかで「今スベッたらまずいな」ってときに限っては、叩くのと同時にツッコミ入れてるよね? スタジオの空気を悪くしないようにって(笑)。

たくみ:相当自信があるときはタメていきますけど、軽くまなぶにツッコミ入れるときは同時にいきますね。そのあたりは、M-1の決勝で上沼(恵美子)さんから頭叩くのを指摘された影響もあるかもしれないですね。

霜降り明星の「M-1」優勝が刺激になった

カミナリ

「霜降りじゃなくて、和牛さんが優勝すると思う、って言った」(たくみ)

――霜降り明星、ゆりやんレトリィバァ、ハナコなど、かつて共演していた「お笑い第7世代」の芸人さんが注目されています。当時から一目置いていた芸人さんはいますか?

たくみ:「キングオブコント」でハナコ、「M-1」で霜降り明星が優勝したのは、刺激になっていますね。「M-1」は、さらば青春の光の森田(哲矢)さんの家に集まって、生放送を見てたんですよ。

 で、オレは嫉妬もあって「霜降りじゃなくて、和牛さんが優勝すると思う」って言ったんです。そしたら、まなぶが「霜降りが優勝する」と。理由を聞いたら「同期が優勝したら刺激になる」って話してて、ちょっとグッときましたね

まなぶ:優勝すれば、霜降り明星の2人がバラエティ番組にもたくさん出てくるだろうし、本当に刺激になるなって思ったんですよ。実際、漫才ライブをはじめるきっかけにもなったし。「お笑い第7世代」とかで括られるのは、霜降りがリーダーになっちゃうから嫌ですけど(苦笑)。ただ、テレビに出ているのが、僕らの世代に集まっているのは嬉しいですね。