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失敗しない「試着のポイント」は?毎日でも飽きない服の選び方

暮らし

 3月にツイッターを見ていたら、とあるブロガーさんの「2万円のワンピースを3着購入して、2か月着回している」というツイートに約15万もの“いいね”がついていました。

クローゼット

※画像はイメージです

 今回は、のべ4600人を超えるビジネスマンの買い物に同行する服のコンサルタント『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者が毎日着ても飽きない「究極の1着を見つけるコツ」を、お伝えします。

究極の1着を見つけるコツ

 冒頭のツイートを発見した同時期に「手持ちの服をなるべく減らしたい」と考えるミニマリストの方から、「スティーブ・ジョブスのように毎日同じ服を着るとしたら、どんな服を選べば良いでしょうか」という相談を受けました。

 つまり世の中それだけ「毎日何を着るか」に頭を悩ませている人がいるということでしょう。もちろん、サラリーマンの場合、ずっと同じ服を着続けるには、職場のドレスコードがわりと自由でないと厳しいかもしれません。ですが、「自分に合う究極の1着を見つけるという行為」は、誰にでも役立つものです。

 服のコーディネートで重要なことは、主役になるキーアイテムを決めること。NGな着こなしは、アウター・インナー・パンツを全てお気に入りで固めたときに起こりがちです。各アイテムの主張が強すぎて、全身のコンセプトがチグハグに陥るのです。誰もが1度は経験したことがあるのではないでしょうか。

 コンセプトを固めるうえで欠かせない服を「キーアイテム」と私は呼んでいます。その多くはアウター(上着)です。

キーアイテムを定めよう

ジャケット

使い勝手の良いシンプルなジャケット(筆者撮影)

 靴からコーディネートするという人もたまに見掛けますが、その靴に合う組み合わせが自分に似合うかというのは、どうしてもイメージしにくいと思います。

 一方、ジャケット・ブルゾン・カーディガンなどのアウターは、顔周りにいちばん近く、他人からも目につきやすいですよね。つまり試着した際に、その服の着こなしを最もイメージしやすいのです。そのためアウターに合わせてコーディネートを組み立てることをおすすめします。

 オン・オフ兼用で毎日同じ服を男性が着るならば、「アウター=ジャケット」の一択になります。

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