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東京23区の孤独死数、40~50代のワーストは?高級住宅街も油断はNG

暮らし

 孤独、そして死というキーワードが並んだとき、多くの人が連想するのは「孤独死」だろう。

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 誰にも気づかれず、適切なケアを受けることもできず、一人寂しく死んでいくのは確かに怖い。

 だが、それ以上に怖いのは「孤独であること自体が死の原因になる」という事実だ。ぼっちの最終型である“孤独死”のデータをひもとくと、高齢者の孤独死は田舎と都会の両方で発生している。

居住エリアでぼっち格差が発生も!

 例えば、限界集落など交通手段の乏しいエリアに住む人々が孤立してしまった結果、だ。しかし、40~50代の現役世代に目を向けると、一転して“都会の孤独死”が増えるという。bizSPA!世代の20~30代も他人事ではない。

 淑徳大学総合福祉学部・結城康博教授に話を聞いた。

「理由の第一は、都会では一人暮らしをしている人が多いということですが、ここに経済格差が加わることで、さらに孤立化が際立っていきます」

 言うまでもなく、都会は物価や家賃が高い。そしてもちろん、社交にもカネはかかる。

ギリギリの生活費で暮らしている男性は要注意

 さらに結城氏は「特に男性の場合、女性より社交にお金がかかります」と言う

「なぜなら、男性は目的なしで集まることが苦手だから。女性の場合、目的なしでファミレスに集まって、数百円のドリンクバーだけで何時間も世間話ができます。

 しかし、男性が集まるときは忘年会や同窓会などの名目が必要になるため、必然的に“酒”がセットに。なので、ギリギリの生活費で暮らしている人ほど、どんどん集まりに参加できなくなってしまうのです」

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