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「吐きそうな女性」がトイレ使用不可のコンビニに。断られた結果、最悪の事態に

コラム

 コンビニを訪れる目的は人それぞれ。ほとんどの方は買い物のためだと思いますが、意外と多いのがトイレの利用。そのつもりがなくても「買い物のついでに用を足しておこう」と使う人もいるのではないでしょうか?

トイレ

画像はイメージです(以下同じ)

 とはいえ、全国すべての店舗がお客にトイレを開放しているわけではありません。都市部にあるコンビニの中にはオーナー側の意向で利用禁止にしているところも。そもそもトイレがバッグルーム側にしかない構造上の問題や防犯面からの理由のようですが、困るのは本当にトイレが使いたかった時。近くに別のトイレがあればいいですが場合によっては「そこまで我慢できるかわからない……」なんて危機的状況もあるからです。

“トイレ使用不可”のコンビニで押し問答

 会社員の山崎澄和さん(仮名・32歳)は今から5年前のとある深夜、自宅近くのコンビニで店員さんにトイレの使用を懇願する若者グループに遭遇。しかし、その店は以前からトイレをお客に提供しておらず、若いバイト店員はそのことを何度も説明。それでも諦めきれないのかしつこく食い下がっていたそうです。

「若者たちは飲んだ帰りらしく、そのうちの女性の1人が飲みすぎて気分が悪くなっていたのか朦朧とした様子でした。けど、そのコンビニはもともと店内にトイレが設置されていなかったんです。繁華街の店ではなかったため、そうした事情で利用不可だったのでしょうけど、『そこをなんとかしてもらえませんか』と言われて店員さんも困惑していました」

渋々引き下がるも、限界を迎えた女性は…

コンビニ レジ

 それでも「オーナーが決めたルールを私の一存で無視することはできないんです。すみません……」と頭を下げられ、渋々引き下がったそうですが、今度は近くにある公衆トイレの場所を尋ねていたんだとか。ただし、店員さんは「すみません、ちょっと分からないです」としか言いませんでした。

「当時、近所に住んでた私ですら深夜に利用できる公衆トイレの場所なんて知りませんでした。もう1人の店員さんも『この近くに住んでるわけじゃないので……』と申し訳なさそうに話していましたし、本当に知らなかったんだと思います。でも、横目で具合の悪そうだった女性をチラ見すると、このとき口を自分の手で押さえており、限界が近そうな雰囲気でした

 直後、若者グループは店を出ましたが、いつまで経っても店の前に居たまま。山崎さんが買い物を済ませて店を出るころには居なくなっていましたが、店の入口脇には来たときにはなかった吐しゃ物がぶちまけられていたそうです

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