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20代女性が告白「私がクスリを使う理由…」新型ドラッグ蔓延の原因も

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実際にY氏が取り締まった覚せい剤。飛行機で輸送されたもので、計量器の値は約21gを示している

ブームに有効な取り締まり手段は?

 令和初のドラッグブームと言えるほどの旋風が巻き起こっている日本。現在警察ではどのように事態を把握し、今後どのような取り締まりを行っていくのか、捜査官のY氏が語った。

「私たちも疑問に思っているのは、国内での薬物の価格は軒並み上がり続けているのに、ここまで広まっていることなんです。覚せい剤を例に取れば、ここ数年で約3倍に。末端価格はそれ以上に高騰しています

 原因は、昨今の国際情勢の緊張だという。領土問題を重く見ている日本政府は、海上自衛隊などを駆使し、海上パトロールを強化。そのため海上での密輸が困難になっている。

現在は、国際郵便などで7~8kg程度の軽量の密輸が増加傾向にある。これまでは300kg単位の取引が通常でしたが、これだけ軽量になると基本的に信用取引。買い手が支払いを渋り、売り手側の人間が日本の警察に通報するケースも増えており、着実に出回る薬物量は減っているのです」

新型ドラック蔓延の原因は?

インターネット

※画像はイメージ

 となると、蔓延の原因は一体何か。

「10代の違法薬物の蔓延はインターネットの普及にほかなりません。これに関しては地道な捜査を続けること以外に方法が見つからない。しかし最近は、Twitterの大手ドラッグ販売アカウントから、弱小アカウントが薬を仕入れ、販売しているということがわかってきているので、大手から摘発していく方針になっています」

 根気よく対策を続ける行政に期待したい。

<取材・文/SPA! 新型ドラッグ撲滅取材班>

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