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日本エレキテル連合、ブレイク前後の葛藤と尊敬する「爆笑問題」への憧れ

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太田光代社長の言葉に号泣

日本エレキテル連合

中野:(太田)光代社長がかばってくださったこともありますね。お偉いさんに「あれ何だったの? 全然面白くないじゃん」って言われたときに、「やめて! この子たちにそういうこと言わないで」って。そのとき、橋本さんは白塗りだったんですけど、ギャン泣きしてましたね。

橋本:もう嬉しすぎて。自分たちが尊敬して入った事務所の先輩にそんなことを言っていただけると思ってなかったので。感動しちゃって。本当にカッコよかったです。

中野:太田さんからはダメ出しをされたことがないんですよね。逆にして欲しいくらいなんですけど。田中(裕二)さんもちゃんとネタを見てくださっていて、面白いときは「面白い」って言ってくださるし、そうでないときは絶対に何も言わない。

橋本:絶対に嘘をつかない反応を示してくださる。

中野:「うん」って言って、本当に分かりやすいんです。お世辞を仰らないので、褒めてくださったときは本当に面白かったんだなってめちゃくちゃ嬉しいですね。

やってることは何も変わってないです

日本エレキテル連合

――売れる予兆を感じた瞬間はありますか?

中野:テレビのオーディションに受かり始めた時期に、 やってることは何も変わってないのに皆が面白がってくれるようになって、「こういう流れになってるのかな?」と感じました。自然と食べられるようになるんじゃないかなって思いましたね。

――ブレイク前はお笑いライブにもあまり出演していなかったとお聞きしました。

中野:当時は単純にツテがなくて。上京したときって、他の芸人さんを頼ってライブに出演したり紹介してもらったりする感じなんですけど、友達がいなかったんです。

 あと、ライブの出演者募集を見てネタ見せに行くと、ネタ見せ料を取られたりチケットノルマを取られたりするのが馬鹿馬鹿しいなと思って(笑)。芸で食わずに払うっていうのが私は嫌でした。お笑いに携わっているのに芸人を大事にしない主催者を食わしたくないっていう(笑)。ちゃんとされてる方もたくさんいらっしゃるんですけど、見極められなくてあんまり出てなかったですね。

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