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夫婦が投資で資産1000万円増。初心者が「100円からできる」積立投資とは

コラム

つみたてNISAとiDeCoの違いって?

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 ここで、つみたてNISAやiDeCoについても触れておきたい。

「つみたてNISAとiDeCoはいずれも税金面でのメリットがあります。通常もうかった部分におよそ20%の税金がかかるのですが、つみたてNISAとiDeCoは、どれだけもうかっても、税金を納める必要がありません。もうけ放題です。さらに、iDeCoは年収によって違いますが、所得税と、住民税が安くなります」

 つみたてNISAは、金融庁が「長期・分散・積立」にふさわしい投資信託などを約190本選んでくれています。国が投資信託を選んでくれて、節税もできるとなると、年金がアテにならないこの時代に、国がこの投資法を推奨していると受け取ることもできる。

 つみたてNISAとiDecoの大きな違いはどういった点になるのだろうか。

iDeCoは、60歳までお金を引き下ろすことができません。つみたてNISAの場合はこういった年齢制限がありません。まだお金が少なくて心配という人は、いつでも引き出せるつみたてNISAから始めるのがよいですね」

iDeCoを12年で1000万円を増やした

 ちなみに山口さん自身はiDeCoを12年ほど運用し、約1000万円を増やしたという。

「我が家ではiDeCoが『個人型401k』と呼ばれていたころから夫婦2人で月9万7000円ほど積み立てをしていました。ある日ふと見てみたら2人で1000万円以上も増えていました

 羨ましいかぎりの金額であるが、山口さんは「自分はみんなよりも早く始めていただけ」だと至って冷静。誰にでもお金を増やすチャンスはあるのだ。

 ここまでで投資に興味を持ったという人もいるのではないだろうか。しかし、つみたてNISAやiDeCoは、スタートするまでに金融機関への申し込みなどの準備が必要となる。投資を始めようと思ったけれど、準備でつまずくことがないように、まずは簡単な投資からはじめるのも手だろう。

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