bizSPA!フレッシュ

元コミュ障アナが語る、SNSで広がる「ラジオの可能性」<吉田尚記×鈴木祐>

ビジネス

でんぱ組卒業コンサートで感じたこと

吉田:自覚するまでが大変ですけどね。でも、えいたそちゃんもそうですが、周囲が喜んでいるか、いないかはちゃんと分かってるんです(笑)。でも器用にはできないから、やりたいようにやる。余談ですが、でんぱ組とそのファンはそういう人が集まっているので、僕は超好きなんですよね。

鈴木:ちゃんと自分のことを俯瞰して見れているんですね。

――吉田さんと話をしていると、コミュ障だったとは思えませんね。

鈴木:全然想像がつかないですよね。もともとどんなタイプのコミュ障だったんですか?

吉田:先日、でんぱ組.incのえいたそ(成瀬瑛美)ちゃんの卒業コンサートに行って気づいたんですけど、僕はえいたそと同じタイプだったなって(笑)。人の話を聞いていないんです。そして、周囲とテンションが合っていないのに、自分の話したいことだけをバーっと言うみたいな。

鈴木:オタクあるあるですよね(笑)。でも、空気が読めず、しゃべり過ぎてしまう自覚はあったんですか?

放送に出演した翌日は2chスレッドが

対談

吉田尚記さん

吉田:やっぱり外部からの声で気づくこともありますどね。入社して、初めて放送に出演した翌日には「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」に批判スレッドが立っていたのは大きかったな(笑)。

鈴木:エグイな(笑)。心が折れませんでしたか?

吉田:うわっ!って思いました(笑)。 以前からアナウンサーの批判スレはあったはずなんですが、僕は自分の批判スレがあることに気づいた初の世代だと思います。全体的にはうまくいった放送でも、あそこは若干感じ悪かったかなと反省していたところが全部伝わっているんです。

 だから演出とか誤魔化しって効かないんだ。人にバレてしまうものなんだって痛感しました。

鈴木:めちゃくちゃ怖い職業ですね。僕だったらシャワーを浴びながら叫んじゃいそう(笑)。

科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方

科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方

転職・複業・独立…キャリアの多様化が進む時代に、“自分にぴったりの仕事”を選ぶには? 人生の岐路で役立つ、意思決定の技術を紹介

おすすめ記事