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SNSで誰かと繋がってないと不安。解決のヒントは「聖書」にあった

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お悩み:SNSで映える写真を撮りたい

 SNS時代に欠かせないのが、写真です。どこかに旅行に行っても、何かおいしいものを食べても、上手に写真を撮ってSNSにアップしなくては、“いいね!”がもらえません。

 上手な写真に必須なものは、良いレンズや照明よりも、まず何より構図です。そして構図の勉強をするなら歴史上の名画がとても参考になります

 中でも聖書の出来事を描いた宗教画は、同じモチーフをさまざまな画家さんがそれぞれの切り口で描いていますから、「そうか、この手もあるのか。あの手もあるのか」と非常に参考になります。同じ「聖母子」を描いても、画家さんによって本当に千差万別の構図がありますからね。

 イエス様の磔刑を描いた絵は、大抵は下から十字架を見上げる構図ですが、中には十字架を上から見下ろす視点とか、はりつけられたイエス様の真上からの視点とか、驚くような構図の絵もあったりします。

 写真の極意は、「美しい現象を探す」ことではなく、「美しい視点を見つける」 ことにあります。同じ現象を観察しても、それを美しいと思う人と思わない人がいます。それを美しいと思う人は「それが美しく見える視点」を知っている人でもあるんです

美しいものはスマホのカメラを受けるのではなく…

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 何かが美しいか否かは、そのもの自体ではなく、それを観察する者に委ねられて います。美を作り出すのは制作者ではなく、観察者なんです。神様がつくったこの世界を美しいと思うも思わないも、人間次第。だから神様は「自らの栄光のために」人間を創造したんです。

 ちょっと哲学的な話になってしまいましたが、ここでさらにこの質問のすべてを台なしにするようなことを言ってしまいますと、本当に大切なのは人から“いいね!”をもらうことではなく、自分で“いいね!”と思ってそれを心に刻むことです

 そのためには、たとえば何か美しいものを見たときに、すぐにそれにスマホのカメラを向けるのではなく、自分の目でしっかりと見ることです。

 そうやって自分の脳みその中に蓄積されたイメージの構図こそが、どんな資料よりもずっと「良い構図」の参考になるものです。まずは写真を撮ることを一瞬やめてみることが、何より写真が上手になる近道かもしれません。

答え:宗教画の構図を参考にしてみたら? でも、本当に大切なのはいいねを求めないこと

人生に悩んだから「聖書」に相談してみた

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