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SNSで誰かと繋がってないと不安。解決のヒントは「聖書」にあった

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お悩み:オンラインでのキャラが安定しない

人生に悩んだから「聖書」に相談してみた

『人生に悩んだから「聖書」に相談してみた』(MARO著、KADOKAWA)

 近頃すっかり定着した「オンライン◯◯」ですけれど、「どうもリアルのキャラと、オンラインでのキャラが一致しない」とか、「オンラインだとどんなふうにふるまっていいかわからない」という悩みを抱く人も多いようです。

 別にオンラインとリアルとでキャラクターや言動が多少違っても構わないと思います。だって人間ってもともと、普段からいろいろな「顔」を使い分けるものですから。「仕事のときの顔」「家庭での顔」「趣味のときの顔」……と、誰でも複数の「顔」を使い分けて、日常を送っているんです。

 仕事の会議だとおとなしいのに、飲み会では元気な人とか、その反対の人とか、いますよね。僕だって「仕事の顔」と「教会での顔」「家での顔」は違いますし、同じ「仕事の顔」だって、今のように「文章を書いている顔」と「行政書士の顔」と「作曲家の顔」は違います。

 ですからそこにもう1つ「オンラインの顔」が加わったって、どうってことはないわけですし、それで当たり前なわけです。

神様も「顔」を使い分けているのだから

オンライン飲み

 実は神様もこのように「顔」を使い分けます。神様の場合は「顔」というか、難しく言うと「位格」があるということで、それが「父なる神」「子なるキリスト」「聖霊」という「三位一体」のことです。

「仕事の顔」も「家の顔」も「趣味の顔」も同じ一人の人間の「あり方の違い」であるのと同じように、神様も「父なる神」「子なるキリスト」「聖霊」という三つの「あり方の違い」をします。

 聖書によれば、人間は神様をモデルにつくられています。ですから神様に「位格」があるということは人間にも「位格」があるんです。この「位格」はラテン語で「ペルソナ」と言い、「パーソナリティ」の語源になっています。

 神様が複数のペルソナを持つのと同じように、人間も複数のパーソナリティを持つということです。……と、日常の軽い質問から、難しいことを書いてしまいましたが、言いたいことは「時と場合によって言動が違うのは当たり前! 気にせずいきましょう!」ということです。

 だって「仕事の顔」で家に帰ったりしたら「家庭に仕事を持ち込まないで」と怒られたりするじゃないですか。キャラが安定しないのはむしろ人間が円滑に生きるために与えられた能力なんです。胸を張って「キャラぶれ」していきましょう。

答え:いくつかの顔があるのは当たり前。だって神様がそうつくったから

<TEXT/MARO(上馬キリスト教会ツイッター部)>

1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。10万人以上のフォロワーを持つツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」のほうでもある。著書に『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある

人生に悩んだから「聖書」に相談してみた

人生に悩んだから「聖書」に相談してみた

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