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東武鉄道6050系、「往年の6000系リバイバル車両」が登場

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東武リバイバルカラー:その ②

○〈フライング東上号〉リバイバルカラー

東武鉄道

2つの車両に施された〈フライング東上号〉リバイバルカラーも過去帳入り(報道公開時に敷地内で撮影)

 東上線全線開業90周年を記念し、2015年に伝説の行楽列車〈フライング東上号〉のカラーリングがよみがえった。50090系50092編成は東武鉄道初のフルラッピング、8000系8198編成は塗装され、現行カラー以来30年ぶりに“新色”を身にまとった。

 2017年1月にリバイバルカラーは『ブルーバード号』に名称を変えて、引き続き運行されていたが、2019年で役目を終えた。

○昭和30年代の通勤形電車標準色、試験塗装のリバイバルカラー

東武鉄道

約半世紀ぶりに復活した昭和30年代の通勤形電車標準色リバイバルカラー

 亀戸線及び周辺の下町エリアの活性化を目的に企画され、2016年に8000系8577編成がインターナショナルオレンジの車体に、ミディアムイエローの帯を巻いた。

 このカラーリングは、20メートル級通勤形電車の新しい標準色に選ばれたが、ツートンカラーの登場により短命に終わった。

東武鉄道

昭和30年代の試験塗装車両リバイバルカラー

 2017年に入ると、昭和30年代の試験塗装リバイバルカラーとして、8568編成をグリーンの車体に白帯、8575編成をミディアムイエローの車体にインターナショナルオレンジの帯を巻いた車両が相次いで登場した。

【取材協力:東武鉄道】

<取材・文・撮影/岸田法眼>

レイルウェイ・ライター。「Yahoo! セカンドライフ」の選抜サポーターに抜擢され、2007年にライターデビュー。以降、ムック『鉄道のテクノロジー』(三栄書房)『鉄道ファン』(交友社)や、ウェブサイト「WEBRONZA」(朝日新聞社)などに執筆。また、好角家の側面を持つ。著書に『波瀾万丈の車両』『東武鉄道大追跡』(アルファベータブックス刊)がある

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