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長風呂や熱い風呂、実は健康に悪い。医学博士が警鐘

暮らし

医者が薦めるサウナと温泉は…

 他には、スーパー銭湯などで見かける機会が増えた「塩サウナ」も高い健康効果が期待できる。

「低温のサウナ室で肌に塩を塗る『塩サウナ』は塩に含まれるミネラルが皮膚から吸収されやすいのと、浸透圧効果による肌側の汗の水分の排出が促進され老廃物や皮脂も一緒に洗い流されます。

 また、サウナとともに温浴施設でよく見かけるラジウム泉などの放射能泉も『ホルミシス効果』といって弱い放射線が刺激となって細胞を活性化する作用があるとの論文が数多くあります。岩盤浴についてもラジウム鉱石などを使った施設なら似た効果が期待できます」

医者がやらない健康法

放射能泉が有名な秋田県の玉川温泉。昔から湯治治療に訪れる人が多く、ホルミシス効果によるさまざまな好影響が期待できるという

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<入浴法にまつわる真相>
× 長風呂
× 熱い風呂
× 半身浴
△ サウナ
△ 水風呂
○ 塩サウナ
○ 岩盤浴
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医者がやらない健康法

一石英一郎氏

【一石英一郎】
医学博士。日本内科学会指導医。温泉入浴指導員の資格を有するなど、温泉を活用した健康増進にも精通する。著書に『医者が教える最強の温泉習慣』などがある

― 医者がやらない健康法 ―

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