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京急脱線事故から1か月。踏切事故を防ぐには…私鉄各社に聞いた

ビジネス

東急電鉄

京浜急行電鉄

田園都市線用の2020系と大井町線用の6020系

京浜急行電鉄

2代目5000系などは別の方法で衝撃対策を施す

① 東横線、目黒線、大井町線は自動車の通行が可能なすべての踏切に、光線式、もしくは3D式の障害物検知装置を導入済み

② 2021年度までに世田谷線、こどもの国線を除く、すべての踏切に導入する予定

③ 新型の2020系、6020系、3020系にクラッシャブルゾーンを採用している。それ以前の車両については、クラッシャブルゾーンではないが、車体の構造や素材で吸収している。

相模鉄道

京浜急行電鉄

11000系

① 1か所に設置。

② 自動で非常ブレーキはかからないが、障害物を検知した際、特殊信号が動作し、それを確認した運転士が、手動でブレーキをかける。

③ JR東日本E233系ベースの11000系で採用。なお、同じ車両をベースとした12000系(JR東日本直通対応車)は採用されていない。

【協力:京浜急行電鉄、東武鉄道、西武鉄道、京王電鉄、小田急電鉄、東急電鉄、相鉄ビジネスサービス(順不同)】

<取材・文・撮影/岸田法眼>

レイルウェイ・ライター。「Yahoo! セカンドライフ」の選抜サポーターに抜擢され、2007年にライターデビュー。以降、ムック『鉄道のテクノロジー』(三栄書房)『鉄道ファン』(交友社)や、ウェブサイト「WEBRONZA」(朝日新聞社)などに執筆。また、好角家の側面を持つ。著書に『波瀾万丈の車両』『東武鉄道大追跡』(アルファベータブックス刊)がある

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