ベンチャーは人とお金で揉める…。漫画で描く「100日で心折れる」界隈の悲哀
ベンチャー企業の10年後の生存率は何%か知っていますか? 国税庁などの調査では一般的に10%未満と言われています。世界的にはグーグルやアマゾン、日本でもメルカリなど成長目覚ましいメガベンチャーも存在しますが、そのほとんどはわずか数年で夢と消えるものなのです。
そんなベンチャー企業の悲哀を描いた四コマ漫画「100話で心折れるスタートアップ」(@HeartBreakSU)がTwitter上で話題を集めています。
CEOのウサギ、CTOのコアラ、企画のカエルとオオカミらが織りなすリアルな創業ストーリーは、胸に刺さること間違いなしです! 今回は実体験をもとに本作を手がけている作者のAさん(30代)に話を聞きました。インタビュー記事の最後には漫画の1~25話を特別掲載!
キツいときは本当にキツい
――まずは「100話で心折れるスタートアップ」の連載をなぜはじめたのでしょうか?
作者A:始めた理由が2つあって、漫画好きなので描いてみたかったのと、スタートアップの記事やインターネットに出てくる情報に失敗談がないからです。スタートアップが「キツいときは本当にキツい」ってことが世に出てないので、今後この世界にやってくる人たちの参考になればと思いました。
7月からの連載を開始する前に10話くらい用意しました。初動でバズらなかったらやめようと思っていて、1~3話がハネなかったですが、10話目でちょっと火がついて、それでなんとか続けられました。
高校の時は漫画家志望だった
――漫画はすべて自分で描いているのでしょうか?
作者A:漫画は原作から、作画まですべてやっています。実は高校の時は、漫画家志望で出版社に 持ち込みをしていたんです。とはいえ、今回の作品に役立っている感じではなく、あくまでそういう経験もあって、漫画を描きはじめたってだけです(笑)。「100話で」という設定にしたのも、いくつかの先達の作品を参考にさせてもらいました。
――漫画の内容はすべて実体験なのでしょうか?
作者A:2010年代にもとになっている会社を創業したのですが 、かなりの部分は実体験に基づいたフィクションです。大学生の企業イベントがあって、よく参加していたのですが、そこで仲良くなった人を集めました。