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「コロナで仕事が増えた」。猫マンガで人気の作者に聞く、“好き”を仕事にする道

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 ビジネス書、ファッション雑誌、広告、Webと、幅広く活躍するイラストレーター、二階堂ちはるさん(32歳・@Chiharu_Nikaido)。前回は、18歳でフリーランス→アパレル社員を3年→またフリーになった今日までの活動についてお聞きしました。

二階堂

二階堂ちはるさんと、もずくちゃん(オス)

 今回は、大ヒット4コマ漫画『男の猫道』(ねこのきもち・ねこのきもちWEB MAGAZINE/ベネッセコーポレーション)エピソード誕生秘話やプライベートにも踏み込んだお話を聞きました。

夜中の父親の行動が『男の猫道』を生む

――『男の猫道』は、どういうきっかけで連載が始まったんですか?

二階堂ちはる(以下、二階堂):実を言うと、あのお仕事は、描き溜めていた作品を自分から売り込んだんです。作品を描き始めようと思ったのは……(笑)、ある晩の父の行動が、男性と猫というエピソードを生むきっかけとなりました。

――そのきっかけについて、もう少し詳しく聞けますか?

二階堂:実家で猫を飼い始めたのですが、父親が大反対してたので内緒だったんです。ところが、ある日、夜中に目覚めたら、その父親が猫とこっそり遊んでいるのを目撃しちゃって(笑)。

 たぶん、私に見られているの、父は知らなかったと思いますが。男の人と猫の組み合わせって面白いなあと思って、そういうコミュニケーションを4コマ漫画にしたらどうだろうと考えて、描き始めたんです。

 で、作品が溜まってから、『ねこのきもち』編集部に電話して、作品をまとめて郵送させてもらいました。おかげさまで、すぐに採用となり、半年後から連載開始されました。今から8年前(2013年)のことです。

姉の旦那もモデルになっている

ねこ

提供/ねこのきもち・ねこのきもちWEB MAGAZINE(ベネッセコーポレーション)

――セリフのない4コマ漫画は新鮮でした。8年間も連載が続いているんですね。ネタは尽きませんか?

二階堂:セリフなしのほうが、外国の方も、世界中の人がわかるかなと思って。登場する男性たちには、それぞれモデルがいます。

 ちょっと前に、ベネッセコーポレーションの『ねこのきもち』編集部の企画で、男性5名の座談会に参加させてもらったことがあるのですが、それも参考になりましたね。

 また、真ん中の姉も猫を飼っているので、時々ネタを拾うため、話を聞きます。姉の旦那様もモデルになっています。実を言うと、『男の猫道』に登場する桜井くんは、うちの旦那がモデルです(笑)。

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