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上司の質問に「話せば話すだけ残念になる人」の答え方

学び

ずばり、頭のいい伝え方とは?

ビジネスマン

 さて、次に頭のいい伝え方ができる人の答えを見てみましょう。

「資料は全ページ完成し、現在担当部署に確認を取っています。明日の17時までにお送りするので、チェックをお願いします。ただ、今回の提案にかかるコストが気になるので、相談させてください」

 何が終わり、誰が確認中で、いつまでに資料を見せるか。不安要素はどこかがわかります。

 自分なりに整理して、結果を出せるように努力をしているのだなと感じられますね。

 そして、相手に何をしてほしいのかが明確です。この気遣いが、できる人とできない人をわける大きなポイントです。

 よく、何の申し送りもないまま「チェックをお願いします」と資料を渡す人がいますが、これは困ります。「イチからすべて余すところなく、チェックしろ」というのは乱暴です。どこを重点的に見てほしいのかを伝えなければ、相手の時間を奪うだけと心得ましょう。

よくある頭の悪い伝え方

「打ち合わせ場所に着いたけど、どこにいる?」
「今、向かっています!」

 何分後に着くのか、打ち合わせに間に合うのか、知りたいですよね。

「先方から資料の催促が来てるけど」
「すぐやります!」

 なんで今からやるの? やる気あるの? 周りが迷惑なんだけど、自己中すぎない? いろいろと、思うところがある返事です。

 他にも、だらだらと長時間説明し、結局を何を言いたいのか分からない人。自分の武勇伝を話すだけで、具体的な指示がない人。精神論を話して満足するおじさん。「了解しました!」と元気よく答えるけれど、仕事の中身を把握せず進める人。

 いろいろなパターンの「頭の悪い伝え方」はありますが、少しでも自分もそうかも、と思ったら注意したいところです。

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