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初詣は“屋上で”御朱印を!全国の「大型商業施設の屋上神社」4選をめぐる

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年季が入った「鉄道神社」をめぐる

JRおおいたシティ

JRおおいたシティ屋上ひろば。奥には白木でできた神社の鳥居が見える

 実はこの鉄道神社は、かつて国鉄大分駅のシンボルツリーだった大楠を活用して1965年に鎮座されたもの。楠は大分駅の開業に合わせて明治時代に植えられ、永年にわたって大分駅前の顔となっていたが、駅前再整備のため1964年に伐採。その楠を使って社殿を造営、豊後国一宮である柞原八幡宮の分霊を勧進し、「交通の神様」として生まれたのが鉄道神社だった。

 鉄道神社はそれから半世紀のあいだ関係者以外に公開されていなかったが、2015年に駅ビルに新設された屋上庭園に移設。誰もが参拝できるようになった。

「自然」と「日本の伝統」を学びながら遊べる

 この屋上庭園をデザインしたのは工業デザイナーの水戸岡鋭治氏。コンセプトを「『自然』と『日本の伝統』を学びながら遊べる広場」としており、「神橋」や「手水舎」などが作られたのも、伝統的な神社の「参拝の作法」を学べるようにしたかったからであろう。

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鉄道神社の鳥居と社殿

 参拝を終えたあとは仲見世へ。ここでは御朱印のほか、オリジナルのお守りや絵馬などを戴くこともできる(初穂料500円から)。帰りはJR九州のオリジナルキャラクター「くろちゃん」がデザインされた「くろ守」と一緒に旅をしてみては。

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鉄道神社には立派な表参道も。御朱印やお守りはこちらでいただける

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