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ズボラな性格が台無しに。実家で「遊ぶお金を工面する」20代男性の計画

コラム

 性格はなかなか直らないと言いますが、ズボラだと失敗したりチャンスを逃したりすることも多いかもしれません。岸智道さん(仮名・23歳)もズボラな性格が原因で金欠に陥った1人であり、さらにはお金を工面する計画まで台無しにしたという経験がありました。

運転

※画像はイメージです(以下同じ)

 岸さんはズボラな性格のため、大学を卒業して社会人になり、寮に入ってからも「まったくお金が貯まらなかった」と言います。過去にはズボラが原因で、チャンスを逃したこともありました。資格試験や検定に申し込むも、試験日をスマホなどに保管せず忘れたことが複数回。

「試験日がわかっていても、前日に友達と遊んでいたら楽しくて、試験を受けるのが面倒になり、会場へ行かなかったこともあります。あと、部屋の片づけが嫌いで掃除せずに暮らしていたら、いつも寝ている部分だけベッドのシーツが薄黒くなっていたこともありました」

 そんな岸さんで、新卒入社時の給料は25万円ほど。一般的な会社よりは少し高めだったとか。それでも貯金は0円で、50万円も借金がありました。寮は個室でしたが気の合う同僚や先輩もいたため、いろいろな人たちと飲み歩き散財するようになったのです。

「風俗にもハマリました。そして毎月がその日暮らしのようになり、お金が底をついたのです。そこで、とにかく遊ぶお金をどうにか工面したいと考えました。ちょうど年末も近づき、帰省するいい機会。このチャンスを逃す手はないと思ったのです

実家に帰省して「通帳をなくした」とウソ

財布

 岸さんは実家にいたとき、「お小遣いが足りない」などと言ってはお金をもらっていました。けれど社会人になってからは、「もう、社会人になったのだから」と言われ、お小遣いを一切もらえなくなってしまったのです。

「社会人になったのだから親からお小遣いをもらえなくなって当たり前なのですが、もらっていたものがもらえなくなるのは、やはりキツイです。そのため、『貯金していた通帳をなくして、来月の生活費がない』と嘘をついて、遊ぶお金を工面することにしました」

 実家へ帰省し、作り話をしたところまでは大成功。岸さんの母は困っている息子のためにと、すぐにお金を下しに銀行へ出かけます。「嘘が通用した」とホッとした岸さんは、そのあいだにお風呂でも入ってリラックスしようと思いついたとか。

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