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総フォロワー数420万人超!人気ミニチュア写真家が語る“アイデアの出し方”

暮らし

世界に羽ばたけ「見立て」の文化

田中達也

「New My Profile Picture」

 最後に、田中さんに今後の目標を聞いた。

「絵本だけでなく、ミニチュアに限らない作品にも挑戦していきたいと考えています。現在、神戸空港には大木のような巨大ブロッコリーの作品が展示してあります。私たちがミニチュア人形のような気分になれる、このような作品にも力を入れていきたいと思います

 目指すのは「見立て」の概念を世界に浸透させること。英語をはじめとした他の国の言葉には、見立てを一言で表す言葉がないそうだ。この言葉を日本人独特の概念だと感じているそうで「“MITATE”という言葉を世界に浸透させたい」と海外への挑戦に意気込みを見せる

 ものを何かに見立てて遊ぶという、子供時代に誰もがしていたであろう遊びを田中さんはミニチュア作品として表現し続けている。多くの人が作品を見た時に共感できるのは、人形で遊んでいた子供の頃の心に戻ることができるからかもしれない。田中さんの作品の進化に、これからも目が離せない。

<取材・文/福井求 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

ビジネス系ライター・インタビュアー。1993年1月生まれ。三重県出身。関西の国公立大学に進学し、文化人類学・セクシュアリティ・ジェンダーの分野を専攻。卒業後は大手印刷会社、出版社を勤務を経てフリーのライターに。現在はビジネス系のインタビュー記事をメインに執筆中。またWeb記事専門の編集プロダクション・合同会社にげば企画を運営。趣味は女装と映画鑑賞。特技はメイクとスペイン語
Twitter:@motomutomutomu

おすしが ふくを かいにきた

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身近なものを、本物そっくりの何かに見立てる「みたて」の世界で、楽しいストーリーを作り上げる田中達也の絵本第2弾! アイスクリームにホットドッグ、ケーキや肉まんが、とってもリアルな仮想の街で愉快なお買い物を楽しみます。すみずみまで楽しい写真絵本

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