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含み損は1100万円超…まさかの米国株不調に「レバナス投資家」たちが嘆きの声

コラム

含み損は1100万円超。それでもガチホを継続

下落

 その懸念は今年の米国株市場の不調で的中することに。今年、ナスダック100指数の下落率は約30%。レバレッジ2倍のレバナスでは60%の下落だ。兼業投資家の「レバナス1本リーマン」氏@revnas_20mil)が話す。

「昨年1年間でレバナスの基準価額は約60%も上昇していたし、投資界隈のバズワードになっていました。僕はブーム以前からレバナスを短期売買で活用していたのですが、さまざまな検証をし、暴落が発生しても最低100万円の投資で将来的には1億円に到達すると判断しました。そこで昨年8月に2000万円を一括で購入したのですが……

 強気が仇となり、現在は約1120万円の含み損を抱えている。ただ、2人に共通しているのは、含み損を抱えながらも追加投資している点だ。

「当面は苦しい状況が続く」とプロは分析

 バッキー氏は毎月4万5000円の積み立てを継続中。レバナス1本リーマン氏も指数が下落した後のスポット買いを続けている。なぜか?

「来年末まで下落すると見込んでいますが、過去150年分のデータから、米国株は20年のガチホでも100%の確率でプラスになっています。リーマン・ショックやITバブル崩壊など過去の暴落局面を見てもダメージは一時的でした。長期で見れば、数年後には指数も上昇していて、そのときは大きなリターンを生むと見ています」(レバナス1本リーマン氏)

 では、著名な米国株投資家のたぱぞう氏は、今後の動きをどう見ているのか?

たぱぞう

たぱぞう氏

「FRBは2022年11月にも0.7‌5%の利上げを行い、政策金利は4%半ばまで高まるとささやかれています。インフレが沈静化しなければ5%も見えてくるかもしれません。『4%なら株よりも債券を買おう』と考える投資家が増えてもおかしくないですし、リスクプレミアムのバランスからも妥当性があります。当面は株式は苦しい状況が続くのは間違いないでしょう

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