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「ママ活」で出会った“彼女の母親”。イケメン整備士が送った後悔のLINE

コラム

思っていた以上に楽しいママ活

 アプリのサムネイル画像は、少しフィルターで加工し、プロフなどは嘘のない程度にそれらしく設定し、ママ活に臨んだという涼太さん。ところが、公開してすぐに結構な数のマッチ報告や、メッセージが舞い込み、滑り出しは上々でした。

 記念すべき最初のママ活希望者は、50歳前半の会社経営者の女性で、午後4時に老舗有名ホテルの1階ロビーの喫茶バーで待ち合わせをし、そのまま地下1階のフランス料理店で食事を楽しむ、というものでした。美味しいご馳走と、結構楽しめたマダムとの会話にすっかり満足げな涼太さん。

「最初なんで、めちゃくちゃ緊張してたんです。でも、相手の方が色々お話し上手で、おまけに普段は縁のないような食事が堪能でき、ある意味Kに感謝ですよー

 それからも、ある時は朝から夕方までひたすら助手席に座ってドライブのお供をしたり、神奈川県三崎漁港へまぐろを食べに行ったり、気の合った“ママ”とはLINEの交換もして、職場の愚痴とかも聞いてもらったりして、涼太さんはとても楽しんでいる様子でした。

LINE

10人目のママ活で起こった事件

 ママ活10人目でその事件は起きたのでした。サムネは後ろ姿だけのマダムで、でも意外とプロフなどはきっちり書かれていて、特に何も気にせず待ち合わせの約束をした涼太さん。待ち合わせの場所は、とある駅のロータリーにある大きな保険会社の看板の前でした。少し早めに着いた涼太さんは、ロータリーが見下ろせる陸橋の上からママらしき人を探したそうです。

「メッセージには、短めボブのヘアスタイルで、水色のワンピースに、手には真っ赤な手提げ袋を持っている、という内容だったので、探したんです。そうしたら、約束の時間少し前にそれらしき女性が現れたの自分も降りていったんです」

 その女性の前まで行き、軽く挨拶をした涼太さんが目にした相手は、なんと朋花さんの母親だったそうです。なぜ朋花さんのお母さんがこの場所にいるのか。混乱状態の涼太さんを前に、朋花さんの母親は、「なぜ自分がここにいるのか」を手短に説明してくれたそう。

「お母さん曰く、1週間ほど前に仲の良いご近所さんと立ち話中に、その奥さんが最近ママ活にはまっていて、出会った男の子が超イケメンだったらしい、と。それで見せてもらったアプリ画面にあるスナップ写真が娘の彼氏にそっくりだった……ということでした

 変な予感がした朋花さんのお母親は、そのご近所に詳細を聞き出し、自分もアプリをダウンロードし、涼太さんにコンタクトをとったとのことです。

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