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「30秒で400万円稼ぐ」猛者も。まだ伸びるTikTok市場の勝ち組とは?

コラム

“おじさん”が個性になるブルーオーシャン

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のぐひで氏

 56歳にして14万フォロワーを獲得した驚異のTikToker、のぐひで氏に話を聞いた。

「もともと僕はHKT48のファン。メンバーが楽しそうにTikTokで踊っているのを見ていたのですが、やがて『普通のおじさんが踊ってみたらどうなるのかな』とふと思い、ごく軽い気持ちで投稿してみたんです」

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インフルエンサー・kemioがインスタグラムストーリーで取り上げたことで拡散。ダンスは素人なので10回以上撮り直すことも

 堅物そうな外見と軽妙なダンスのギャップが、インフルエンサーにも注目された。

「きゃりーぱみゅぱみゅさんやkemioさんも取り上げてくれて、フォロワーが爆増。地上波の情報番組にも紹介されました」

 実生活での反響もすさまじい。

「近所のお祭りでは『写真を一緒に撮って!』と小学生から言われたり、中学生の息子の授業参観でも生徒たちが一斉に振り向いて他の親御さんは不思議そうな顔をしていましたね」

インフルエンサーの力は甚大です

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bao480氏

 一方、顔出しナシで旅動画をアップし奮闘しているのは、会社員のbao480氏

「出張が多いので、記録のために半年前から“Vlog”風の動画をアップするように。公式に音楽が使えるので、AViciiの『SOS』や『鬼滅の刃』の主題歌など、TikTok上のトレンド動画で使われている曲を参考にすることで、自分の動画も見られるようになりました」

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再生回数2万回超のUFOキャッチャー動画。ここでも『鬼滅の刃』に乗っかる。「動画にツッコミ要素を残すのも重要」とbao480氏

 BGMだけでなく、動画の内容も“若者ウケ”を意識している。

「今、格安ビジネスホテルの紹介動画がはやっているのですが、大人だからこそできる体験をシェアするのはアリですね。会食で行った高いご飯をいろんな角度から撮って、#日常vlogといったタグをつけるだけで、新鮮なコンテンツになり得ます

 普通のおじさんであることが、まだ若者ばかりのTikTokでは個性になりうるか!?

【りんか社長】
TikTok研究家・ライバー事務所社長。’17年に中国でTikTokを開始し、人気アカウントに。LIVER代表を務めるほか、YouTubeチャンネル「魅力JAPAN」をプロデュース

【bao480】(@bao480
都内のエンタメ系企業に勤める40代。出張の帰りにその日撮った動画をアップするのが日課。TikTok上のトレンド分析にも精を出す

【のぐひで】@noguhide5050
都心の大手企業に勤めるサラリーマン。’18年7月にTikTokを開始し、現在フォロワーは14万人超。趣味はHKT48の追っかけとカメラ

<取材・文/週刊SPA!編集部>

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