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「整形口コミアプリ」で起業した24歳女子大生「社員はTinderで探した」

学び

整形は、前向きになるための手段のひとつ

メイリー

――美容整形を公表したことで、何か変化はありましたか?

川井:ネットでは辛辣な意見が多かったですが、直接関わっている人たちで批判する人はいませんでしたね。ベンチャーやIT系の人は合理的なので、受け入れられやすいのかもしれません。周りに言えなくて悩んでいる人は、受け入れてくれる人や環境を選んで、人付き合いをしてもいいのではないでしょうか。ただ、親や親戚の理解を得られずに悩んでいる人はとても多くて、「Meily」でも相談している人が多いです。両親や親戚は選べないのでとてもツラいと思います。

――親世代は特に美容整形に否定的かもしれないですね。

川井:かつては美容整形についてメディアの取り上げ方が過激だったので、特に印象が悪いと思います。最近は有村藍里さんの美容整形がドキュメンタリー番組で公表されたりして、「前向きになるための手段」という認識に少しずつ変わっているのではないでしょうか。美容整形をした人が、否定も肯定もされず、放っておいてもらえる社会になってほしいですね。

――最後に、起業や転職を考えている人に向けてメッセージをお願いします。

川井:美容整形も、起業や転職も「後悔するかもしれない」と思うなら、やるべきではないと思います。私は不安よりも「変わりたい」という気持ちが上回ったので行動に移しました。その気持ちが強ければ、リスクに対しても「挑戦して何かを残せる」と捉えられるのではないでしょうか。

<取材・文/都田ミツコ 写真提供/Meily>

編集者・ライター・エッセイスト。日課は今朝計った体重を妹にラインで送りつけること。

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