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Tinderで“初体験”を済ませた24歳女性の告白「心の処女は捨てられない」

コラム

 マッチングアプリから恋愛や結婚に発展することもそれほど珍しくない現在、数あるマッチングアプリの中でも、特にカジュアルなイメージがある「Tinder」は、多くの若者が利用しています。

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※画像はイメージです(以下同じ)

 そんななか、私(筆者)の知り合いの女性が「Tinderで処女を捨てた」というセンセーショナルなニュースが飛び込んできました。恋愛経験もなく堅い貞操観念を持っていたはずの彼女が、なぜ突然Tinderで出会った男性と?  気になって仕方がなかったので、取材してみました。

 ちなみに、性経験がない独身女性の割合は、20-24歳で46.5%、25-29歳で32.6%と予想外に高いのです(2015年、出生動向基本調査、 国立社会保障・人口問題研究所)。未経験率は2000年を底に、男女とも再び上がり続けています。

「処女であることにめちゃくちゃ焦っていた」

 小林美咲さん(仮名)は、現在24歳。以前は「処女コンプレックスはあるが適当に捨てるのも嫌だ」という、いわゆる「こじらせ処女」でした。

「処女であることにめちゃくちゃ焦っていましたし、相当悩みました。『23歳 処女 おかしい』などと検索してYahoo!知恵袋を見たり、今思うと、まさにこじらせ処女でしたね」

 一見、ごく普通の女性で「昔から恋愛に対する憧れが強く、初体験は初めて付き合った好きな人と、と決めていました」と語る小林さん。恋愛に興味がないわけでも、特別ガードが堅いわけでもなさそうです。

 今まで好きになった男性も何人かいたとのことですが、いずれも交際には至らず。奥手なのかと思いきや「以前、めちゃくちゃ好きな人がいて、しつこくつきまとっていました。その人の家に泊めてもらうためによく終電を逃していたんですけど、何回泊まっても何もなくて」と、意外にも積極的に行動するようです。

焦りが強くなるなかマッチングアプリがブームに

「酔うと好きな人や男友達に「チューしようよ」などと言ってしまうのですが、毎回、断られていました」

 上手くいかない原因を聞くと、「『自分に自信がなさ過ぎるのが嫌だ』と男性によく言われます。確かに、自信は本当にないですね。あと、なぜか人を好きにならないタイプの男性を好きになりやすいんですよね……」と自己分析。そして気付けば24歳に。

 どんどん焦りが強くなる中、周囲ではマッチングアプリがブームになります。小林さんがTinderを始めたのも「周りで流行っていたし暇だったから、話題作りにもなるかな」と、軽いノリだったそう。

「遊び感覚で、とりあえず3人に会ってみようと決めたんです。そのうちの1人と初体験をしました。可愛いって言われたから(笑)」と一気に語ります。これまでの強い意志はなんだったんだと思いつつ、掘り下げていくと、強い劣等感や孤独が見えてきました。

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