『ジョブチューン』和風ツナマヨ炎上はなぜ起きた?そこには“ポジティブなヒント”も
炎上から学ぶこと。
2022年の正月、テレビ番組をきっかけにネット炎上が発生しました。それは1月1日放送の『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!セブン・ファミマ・ローソンの人気商品を一流料理人がジャッジ!』(TBS系)のあるシーン。
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審査員であるシェフたちが商品を食べ、開発担当者などの社員・スタッフの目の前で合格か不合格かを判定する人気企画内でのことでした。
審査員のシェフが試食を拒否
炎上が起きたのは、ファミリーマートの「直巻和風 ツナマヨネーズおむすび」(税込118円)を、あるシェフがおにぎりを口に入れる前に酷評した場面。「このおにぎりは僕に食べてみたいって気にさせない」と、食べずにジャッジをしようとしたのです(最終的には説得を受け、一口食べていました)。
お正月のエンタメということで少々演出的な要素が強かったかもしれませんが、言動は物議をかもすことになり、視聴者に多少ならずとも不快感やモヤモヤ感を残してしまいました。
このモヤモヤ感は、いったいなんだったのでしょうか。そんなことを考えていたとき、この問題は自分の食生活や処世術を考える上で、“ポジティブなヒント”がたくさん詰まっていることに気が付きました。
そこで今回は、ファミマの“炎上おにぎり”を改めて実食しつつ、食文化研究家としての立場から、この問題から学びにつながったことを綴っていきたいと思います。
まずは、炎上のきっかけとなったファミマのおにぎりを実食
ファミマの「和風ツナマヨ」、私は過去に何度も食べたことがありますが、今回改めて購入して食べてみることにしました。
シェフからは“食べる気にさせないビジュアル”だと太鼓判をおされていましたが、パッケージを開けてみて私はまったく違和感がなく、そんな自分に困惑してしまったほど。えっ!? すっごくおいしそうだけど……。