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「儲かる人の特徴とは?」moto×鈴木祐が語る、自分の強みの見極め方

ビジネス

 20代のうちから自らのキャリアについて悩みを抱えるサラリーマンは多い。そこには「どうやって年収を増やしたら良いのか?」「副業をはじめたほうが良いのか?」など様々な悩みが存在する。

moto

 気鋭のサイエンスライターの鈴木祐氏が読破した科学論文に基づく『科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方』(クロスメディア・パブリッシング)が話題だ。

 一方、年収アップを徹底的に追求した実体験をまとめたmoto氏による『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』(扶桑社)も現代のキャリア選択の指針を示す書籍として話題になっている。

 前回は2人にサラリーマンが本業で稼ぐための方法や正しいモチベーションの持ち方を聞いたが、moto氏が「年収を最大化する」ために勧めるのが、ブログなど「コンテンツ配信」系の副業だ。2人の対談を通して、副業を成功させるための秘訣、儲かる人の特徴や自身の強みの見極め方にも迫る。

サラリーマンブログは覚悟が必要

鈴木祐

「ブログでひと儲けしてやろう、という気持ちはなかった」(鈴木祐さん)

――motoさんはサラリーマンができる副業の中でも、ブログなど「コンテンツ配信」を最も勧めています。motoさんは「転職アンテナ」、鈴木さんは「パレオな男」という人気ブログをやられていますが、きっかけを教えてください。

鈴木祐(以下、鈴木):出版社勤務時代に少し仕事が暇になって、ブログでもやってみようかなって。「ブログでひと儲けしてやろう」という気持ちはなかったですね。月3万円くらい儲かればいいかなって。

moto:僕もはじめたばかりのことは月3万円を目標にしてました(笑)。転職のネタは飲み会でもよく聞かれたので、ブログでアウトプットして整理してみようと思ったのがきっかけです。

 あくまでメインは本業なので、本業の知見を副業で資産に変えていこうと考えました。ブログだけでなく、自分の転職に関する経験が世の中でどう評価されるかを見てみたくてSNSをスタートしました。自分の転職経験を発信したら、少なからず役立つんじゃないかなって。それがお金になったらいいなと。

鈴木:最初は本当に儲からないから、むしろ軽い気持ちじゃないと絶対に続かないんですよ。お金を稼ぎたいって気持ちだけでは続かないですから。

moto:そう思います。僕、最初は3PVとかでしたからね。

鈴木:分かる! そのうちの2が自分だったり(笑)。

moto:まったく同じです(笑)。ユニークユーザーは1人(自分)みたいな日々ですよね。最初はブログもSNSも鳴かず飛ばずで、何度もやめようと思いました(笑)。

コツコツ頑張っている人が一番儲かる

moto

「1年ちょっとはSNSも埋もれていた」(motoさん)

――ターニングポイントはいつ来ましたか。

moto:ツイートが徐々にバズるようになってからですね。じわじわ積み重なっていく感じです。ブログよりもTwitterを頑張っていましたが、それでも1年ちょっとはSNSも埋もれていましたね。

 バズったツイートを分析しながら、どんなツイートがバズるのか、どんな記事を書けば多くの人に届くかについて、ユーザーの反応を見ながら修正していった感じです。ブログ自体が軌道に乗るまでは2~3年かかりましたよ。

鈴木:その時期をいかに耐えられるかですよ。手ごたえのない仮説と検証の繰り返しで、みんな途中でやめていきますから。僕もある程度の収入になるまで3年かかりました。そのくらいは覚悟したほうがいいですよ。

 motoさんも本の中で書いていましたけど、このコツコツが儲かるためには非常に重要なんです。そして、みんな副業がちょっと儲かりだすと起業してしまいますが、これは失敗率が高い。起業関連のデータを見ていても、結局は副業のままコツコツ頑張っている人が一番儲かるという傾向が出ています。

moto:そのほうが手堅いですよね。副業を追いすぎて本業がおろそかになるのは本末転倒だと思います。そもそも、本業をクビになったら副業ではなくなってしまいますからね。本業と副業のバランスは大事だと思います。

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

「転職アドバイスが的確すぎる!」「motoさんの発言を参考にしたら年収が上がった!」など、各種SNSで圧倒的支持――! 年収240万円の地方ホームセンター勤務から、4度の転職と副業を駆使して年収5000万円を稼ぐようになった「次世代型サラリーマン」の初の著書

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