ソフトバンク、新生銀行…「副業解禁」の会社に転職したい人が増えている
副業を容認することで企業にもメリット
こうした企業の方針転換の背景には、多様な働き方を求めるサラリーマンの増加と、優秀な人材の獲得と新規事業開発力を高めたいという企業側の意向が伺えます。
真っ先に副業を解禁した新生銀行もソフトバンクも、各社のプレスリリースでこの狙いを明言しています。
社内ベンチャー、新規事業創出に強みを持つサイバーエージェントやリクルートといった会社が副業を容認している事実は、副業を容認することで新たなアイディアを生み出す人材を獲得したい狙いがあります。
本業の決まった仕事だけでなく、WEB作成やライティング、セミナー講師など多彩な仕事を手がける人ほど、クリエイティビティが高いことは想像に難くないかと思います。また、単純に仕事から得られる経験値や情報も増える点も然りです。
転職の軸にもなりつつある「副業」ができる会社
「最近は、副業が可能な会社様を希望される転職者が増えています」
そう語るのは、私の知人の大手転職紹介会社のやり手営業マン。
転職希望者の中には、副業用のサイトでの講師、セミナー業、営業代行で収入が増えたことで、より自由な時間を使える会社に転職したいという人が増えています。
「今までは、年収や働きやすさ、スキル獲得という軸が主流でしたが、近年、副業を軸に転職する人の問い合わせが寄せられるようになっている」そうです。