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W杯芸人すがや、現地の熱狂を語る「グループリーグの主役は日本代表」

暮らし

カタールの社会問題はどう見たか

カカロニ すがや

──大会前、外国人労働者の扱いや、同性愛を禁じる法律などで、国際的な批判を受けていることも話題になっていました。実際に現地でそれを感じることはありましたか?

すがや:僕が見た範囲では、全く感じませんでした。ボランティアスタッフの人も含め、楽しそうに過ごしてましたよ。以前のブラジル大会でも、現地に行く前に「W杯をやる金があるなら、他に金使うところあるだろ!」みたいなデモがあるという報道を見ていたんですが、実際に行ってみるとみんな楽しそうに騒いでるんですよね。あくまで僕が見た範囲だけでの話ですが。

──ニュースで言われる人権問題は、表に露呈しているということはなかったんですね。

すがや:ただ、ヨーロッパのサポーターはこれまでの大会に比べて格段に少なかったです。カタールの同性愛禁止に大々的に反対して、ボイコットをすると言っていた国もありましたが、それが実際にサポーターの人数にも影響が出ていた気がします。

熱量が高いのは「圧倒的に南米」

カカロニ すがや

──今大会、現地で解説もしていた本田圭佑さんが、いろんな国のサポーターの様子を見て「あいつら、サッカー好きすぎ」とツイートしていました。今回、サポーターが特別熱かったという印象はありますか?

すがや:本田さんはおそらく、“出る側以外”でW杯に参加したのが初めてだったからそう感じたんだと思います。「あいつら」という言葉には、外国人サポーターだけではなく日本人サポーターも含まれていて、カタールに行っていた日本人サポーターも、とんでもない熱量であの街にいました。どの大会も、サポーターたちはそんな雰囲気なんですよ。

──なかでも、熱量の高かった国はどこですか?

すがや:熱量でいうと圧倒的に南米です。特にコロンビアのサポーターがすごくて、今回出場していないのに、コロンビア代表のユニフォームを着た人たちが大勢いました。

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