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乃木坂46齋藤飛鳥&山田裕貴が「仕事に向き合うとき」大事にしている意外なこと

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 2013年に日本公開され、ヒットを記録した台湾映画をリメイクした『あの頃、君を追いかけた』が公開になりました。

あの頃

©「あの頃、君を追いかけた」フィルムパートナーズ

 舞台は架空の地方都市。友達と悪ふざけをして過ごす高校生の水島浩介(山田裕貴)は、ある時、授業をストップされたことで、先生から優等生の早瀬真愛(齋藤飛鳥)を監視役に付けられてしまう。最初は真愛をうっとうしく感じる浩介だったが、徐々に彼女のやさしさに気づいていく。真愛も浩介に特別な感情を抱きはじめ……。

 10年にわたるふたりの交流を軸に展開する青春群像劇で共演を果たした山田裕貴さん(28)と齋藤飛鳥さん(20)に、役との共通点や互いの印象だけでなく、仕事観も聞きました。

お互いをスゴイと感じた瞬間

――齋藤さんから見た山田さんの座長っぷり、山田さんから見て「さすが、トップアイドル!」と感じた瞬間を教えてください。

山田裕貴(以下、山田):そういう瞬間は何度もありましたね。一瞬で引き付ける力がすごいです。僕のセリフを受けての顔とか、笑っている顔とか。すげーなって。一瞬の輝きみたいなのがすごいんですよ。

――特にここはやられた!というシーンはありますか?

山田:浩介と真愛がテストでかけをして、真愛がピースをするところ。本当にかわいくて、僕、素で反応してます。やられたって感じで(笑)。まあ、どのシーンでもそうなんですけどね。

 本人はどう意識していたか分からないですけど、映り方がステキって、武器だと思うんです。それは普段のお仕事から来てるんだろうと思いました。それから、話していて、頭の良さをすごく感じます。さすが文学少女だなって。だから、真愛役はぴったりだと思いましたね。

――齋藤さんは、山田さんの座長っぷりはいかがでしたか?

齋藤飛鳥(以下、齋藤):私も含めて、あまりお芝居をしたことがない人とか、初めて映画に出るという人もいました。山田さんは経験値が圧倒的に違うので、お芝居に向き合っている姿を見ているだけで、自然と引っ張っていってくれました。現場での存在の仕方も、みんなが楽しくできるように盛り上げてくださって、男子チームと女子チームが仲良くなっていく過程も、この作品には反映されるから、そこもちゃんと考えて、関係性を少しずつ作ってくれていたと思います。

 私は普段、乃木坂メンバー以外の人と関わる機会があまりないので、最初は戸惑っていたんですけど、山田さんの接し方だとすっと受け入れられたし、私のこともすっと受け入れてくださったので、すごいなと思いました。

演じた役柄のセリフにシンクロ

あの頃

山田裕貴さん


――おふたりが、演じた役柄と自分とで共通する部分はありますか?

山田:僕はめちゃくちゃあります。この映画のまんまのような学生でしたし。別にかっこよくて人気者になっているような学生ではなくて、「あいつうるさいけど、おもしろいよな」みたいなタイプでした。浩介にはすごく近しいものを感じますね。

 それから、この物語は高校3年から10年後までの話で、僕自身はちょうどその10年後の年齢になります。だから、考え方や視野が広がったりといった部分はあっても、人間って10年経っても案外変わらないんだなということも分かります。それに、浩介の「すごい人間になりたい」と言っていた感じもすごく分かるんです。

――浩介、言ってましたね。

山田:僕もずっと思ってきたので。大金持ちになりたいとか、女の子にもてたいとか、そんなんじゃなくて、「すごい人間だね」って言われたい。そういうのが僕もすごくあった。「1回きりの人生なんだから、教科書に載らなきゃ意味ねーじゃん」みたいなことを言っていたと思います(笑)。だから浩介とのシンクロ率はすごく高かったですね。

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