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女性の問題を解決する「フェムテック」有望な5銘柄。市場規模7兆円超に

コラム

有望フェムテック銘柄5選

投資

●花王(東証PRM4952)
株価:5,461円(※株価は11月30日時点の終値、以下同じ)
PER:22.92倍/PBR:2.50倍

32年連続増配。同社の化粧品ブランド「TWANY」は、女性が抱える健康課題のフェムテックでの解決に取り組む。またエムティーアイ(下記)の「ルナルナ」アプリ内に、美容アドバイスを提供するコンテンツを設置

●エムティーアイ(東証PRM9438)
株価:506円
PER:——倍/PBR:1.48倍

20年以上の歴史がある女性向け健康管理アプリ「ルナルナ」を提供する。「生理管理」「生理日予測」という言葉を浸透させる。丸紅と協業し、女性の健康課題を改善、誰もが働きやすい社会の実現を目指すLIFEMも設立

●小林製薬(東証PRM4967)
株価:8,500円
PER:31.89倍/PBR:3.37倍

22年連続増配。NTTレゾナントが提供する「goo AI x DESIGN」を活用し、女性の更年期やPMSなどの生理諸症状に関するチャットボット「命の母AIお悩み相談」の運用を昨年開始。膣洗浄などのケア用品も好調

●ファーストリテイリング(東証PRM9983)
株価:8万810円
PER:31.42倍/PBR:5.52倍

日本最大のアパレルブランド。株価は20年で25倍に。サステナブルな「吸水ショーツ」の開発などに取り組む。オムロンの子会社・オムロン ヘルスケアと協業し、女性の健康に貢献する商品開発も行うと発表

●カラダノート(東証GRT4014)
株価:820円
PER:——倍/PBR:7.04倍

「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というビジョンのもと、家族サポート事業、DBマーケティング事業、DX推進事業を運営するファミリーデータプラットフォーム企業。妊娠出産育児に関するメディア企画やアプリを開発

<取材・文/株式会社アセティア 図版/松崎芳則>

※株価は11月30日時点の終値

【三輪綾子】
産婦人科医。産婦人科医、一般社団法人予防医療普及協会理事。THIRD CLINIC GINZA院長。共著に『女性の「ヘルスケア」を変えれば日本の経済が変わる』(青志社)

【鈴木聖也】
「みんかぶ」編集長。1988年生まれ。共同通信社記者などを経て、2022年5月より資産形成メディア「みんかぶ」編集長。2019年「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞」デジタル賞受賞

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