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会社員が数千万円を荒稼ぎ。「スキャルピング」FXのプロに学ぶ鉄板トレード術

コラム

逆張りスキャルのポイントは“勢いの見極め”

逆張り

【スズキ氏はキリ番で値動き縮小後に逆張り】スズキFX氏は介入時、142.50円で下げ止まりの兆しを見せたのを確認して逆張りの買い。また、141円ちょうどの節目でも買いで入り、小さな反発局面で利ざやを稼いだ

 スズキFX氏の9月22日のトレード回数は実に250回以上。1トレードにつき400枚(約6億円分)ものポジションを立てながら、高速回転させて荒稼ぎしたのだ。

 その逆張りスキャルのポイントは値動きの勢いの見極めだ。直近の高値・安値やキリ番など値動きが止まりやすいポイントを意識しながら、ローソクを凝視。下げ局面なら陰線が徐々に小さくなったり、下ヒゲが伸びるなどの反転シグナルを敏感に感じ取ることが重要だという。

 実はナナキ氏とスズキFX氏の2人にはスキャルパーである点以外にも共通点がある。ナナキ氏は半年で100万円弱を2000万円超に、スズキFX氏は半年ほどで400万円を8000万円超にするなど短期間で勝ち組入りを果たしているのだ

チャートの録画は欠かせない

トレードの様子

ナナキ氏は毎晩トレードの様子を生配信

「私は平井聡士さんという専業トレーダーのYouTubeでスキャルピングを学びました。平井さんの教えに従って、最初はチャートを24時間録画し、自分の取引とともに振り返るということを繰り返しました。今でも土日はほとんどチャート分析とトレードの振り返りに費やしています」(スズキFX氏)

 ナナキ氏も「チャートの録画は欠かせない」と話す。

「録画したチャートを見ながら自分の取引を振り返ったり、気になる時間の値動きを調べたり、手法別に勝敗をまとめて自分の得意・不得意を分析したり、週末はかなりの時間をFXの研究に費やしてきました。これを繰り返すうちに自分の失敗しやすいパターンが見えてきて、エントリーの精度も高まるんです」

 スキャルのスキルを短期間で磨くなら、まずは自身のトレードを録画すべし。そこから真の鉄板トレードが導き出されるのだ!

<取材・文/高城 泰(ミドルマン) 図版/ミューズグラフィック>

【ナナキ】
兼業トレーダー。3月に86万円だった資金は半年で約2000万円に。YouTubeで毎夜配信するFX実況が好評。近々退職し専業トレーダーとなる予定。

【スズキFX】
兼業トレーダー・FXトレーダー・平井聡士氏のYouTubeでFXを学び、スキャルピングを開始。FX歴2年足らずで8100万円も稼ぐまでに。

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