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実家を「リバースモーゲージ」は要注意!不動産業界のウラ用語

コラム

A.1帖分の大きさを約1.82平方メートルとする、関西地方における寸法基準

 物件を内見していると「あれ? 間取り図では6帖だったけど、思ったより広いなあ」と感じることがあります。

 それは、1帖の大きさが地域によって異なるから。一般的に、関西地方の1帖の大きさ(京間)は約1.82㎡です。ちなみに関東地方の一帖の大きさは「江戸間」と呼ばれ、約1.55㎡。中部や北陸、東北地方の「中京間」は、約1.65㎡です。

 関西地方から関東へ引っ越すと「思ったより狭いな」と感じるかもしれませんね。地方によって一帖の大きさが違っているため、間取り図に記載する1帖の大きさは「1帖=1.62㎡以上」と法律で定められています。

 また間取り図には、専有面積が「平方メートル」で記載されています。しかし、専有面積は「壁の厚みの中心から測ること」とされているため、壁が厚い物件は壁の厚みの分、部屋の面積が狭くなるのです。

 このようにさまざまな理由で、実際の広さが間取り図とは違って見えることが多いので、違和感を覚えたら遠慮せず営業マンに質問してみましょう。

<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/吉野七宝実(SPA!DOL)>

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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