スルガ銀行不正融資の「偽装スキーム」不動産のプロはこう読み解く #全宅ツイ
<業者が行員に対して「カーテン設置の写真です。ご確認下さい。」というメールと写真を送付。その直後にガスメータについてガス止め表示がされているとして困った業者が行員にどうすればいいか相談。>(P94より)
グル:入居偽装するのに、業者から「ガスメーターが止められてるんですけど」と相談されて、こんなん銀行員が何て回答するんやwww
どエンド:「近所の別物件のメーター撮るしかないですね」とか?
あくの:ウルトラCだ!
かずお:www。それにしても、ガスメーターで困った人は本当に不動産屋さんだったのかな。いくらなんでも経験値低すぎません?
あくの:20代前半、入隊一年未満の初年兵だったんでしょうか。
グル: 三為(※)やってる不動産会社の社員としては、練度はかなり低いのは確かやな。
(※「第三者のためにする契約」の略。買主と売主の間に入り物件の転売を行うことを指す。新中間省略登記とも呼ばれる。)
あくの:これが逆にアラフィフのおっさんがスルガに、慣れないメールで問い合わせしてたら泣きたい。
グル:せつない。
収益還元法を逆手にとった天才の仕業?
かずお:今回の出血覚悟で逆ざやサブリースして、物件の売値を釣り上げるのってスゴい新しい手法だと思ってて。
あくの:ほー。
グル:ほー。
かずお:収益還元法が日本に持ち込まれて、2回目のバブルでこの技繰り出してきたのってマジ天才だと思ってます。
あくの:(「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズの実質的経営者とされる)Sって、リーマンショック前もシェアハウスやってたけど、そのときは再建不可が中心だったすよね。
どエンド:たしか脱法シェアハウスをやってましたね。
あくの:それが今回は、完全合法寄宿舎を謳ってスルガと組んだり、派遣業の要素も取り込んだりしてる。進化している。侮れない。
<取材・文/栗林篤>