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仕事のストレスに効く「効果バツグンの簡単解消法」6つ

学び

 厚生労働省による「労働安全衛生調査」によれば、仕事で強いストレスを抱えている労働者は59.5%に上ったという。

ストレス

※画像はイメージです

 さらに、今年は不安定な気候で不快な気分に苛まれている人も多いだろう。そこで日頃のイライラをなくすべく、スタンフォード大学など世界の有名大学が研究し、導き出した最新のストレス解消法を紹介する。

① 上司からのムチャ振りのストレスに効く

「メンタル・クリアボタン」(スタンフォード大学・アメリカ)

 上司からのムチャ振りやミスなどで不安やストレスを抱えたとき、即効性のある解消法として有効なのが、スタンフォード大学の心理学者ドン・ジョセフ・ゴーイー博士が編み出した「メンタル・クリアボタン」というテクニックだ。

「手のひらに押しボタンをイメージし、ネガティブな感情を止められると想像する。ボタンを押しながら色を思い浮かべ、数字を数えることで一時的にネガティブな情報を追い出すことができる」(スタンフォード大学の研究論文より)

メンタル・クリアボタン

手のひらにボタンを想像し、赤、青、緑を思い浮かべる

【ストレス解消法①】
1.手のひらにボタンを想像し、赤、青、緑を思い浮かべる
2.手のひらの上に「押しボタン」をイメージする
3.ボタンにはネガティブな感情を止める作用があると想像する
4.ボタンを押し、呼吸をしながら「1」と数え、赤を思い浮かべる。さらに「2」を数えて青、「3」を数えて緑と思い浮かべる

② 仕事でミスしたときのストレスに

「ネガティブ・ダストビン」(オートノマ大学・スペイン)

 また、契約が取れなかったり、重要書類のミスなどを引きずっていたりする場合は、オートノマ大学の研究チームが考案した、嫌な体験を紙に書いて破り捨てる「ネガティブ・ダストビン」を試してみよう。

「83人の学生に『自分の体の嫌なところを紙に書き出してください』と指示。その上で、その紙をビリビリに破り捨てるグループとそのままにするグループに分けた結果、紙を破り捨てたグループは、自分にポジティブな評価を下すようになり、ネガティブ思考のストレスにも強くなりました」(オートノマ大学の研究論文より)

ネガティブ・ダストビン

嫌なイメージを文字にして、破り捨てる!

【ストレス解消法②】
1.嫌な思いを紙に書き出し、破いて捨てる
2.書き出す時間は3分で十分。嫌な思いを一緒にゴミ箱に捨てた感覚になり、リフレッシュ。

③ 重要な会議に挑むときに試してみよう

「セカンドパーソン・セルフトーク」(ミシガン大学・アメリカ)

 重要な会議でプレゼンするときなどの緊張には、ミシガン大学の研究チームが報告した「セカンドパーソン・セルフトーク」というテクニックも。

「被験者に人前でのスピーチを指示した上で、一人称で自分に語りかけながら準備をするグループと、二人称で自分に語りかけながら準備をするグループに分けた。その結果、二人称を使ったほうがスピーチの出来がよく、圧勝したのでした」(ミシガン大学の研究論文より)

セカンドパーソン

二人称の独り言で客観的な視点を生む

【ストレス解消法③】
1.人前で話す前に、こっそりトイレや休憩所であえて二人称で、「君はゆっくり話したほうがいいよ」「君はなんでこんなに緊張しているんだ?」と自分に語りかけてみる
2.自分に指示を出すことで心が安定し、スピーチがうまくいく効果も

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