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なぜか成果が出ない人には特徴が…「PDCAサイクル」を正しく理解しよう

学び

「Check」「Action」はどうするべきか?

PDCA

「C」→Check:このステップは多くの場合「進捗や現状の確認」と理解されていることが多いのですが、正確には「現状把握と要因分析」です。まず現状を把握し、目標とのギャプを明確にします。そして、そのギャップを生み出している要因をさまざまな観点から分析するのです。また行動計画の効果性について検証することもこのステップで行うべきことです。

「A」→Action:ここでは「改善の方向性」を決めます。多くの場合が「改善」と言えば、今行っている計画にプラスしてこんなこともトライしてみよう、こんな手も有効かもしれないとアクションを増やしがちですが、それぞれの行動計画を【継続】【変更】【追加】【停止】という4つの方向性で見直してみるとよいでしょう。

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 難しいことは何もありません。誰しも正しく知ることができれば、正しい行動ができるようになります。そうすれば自ずと正しい努力ができ、成果にもつながるはずです。私と会社のミッションは「働くをもっとおもしろく」。正しいPDCAによって、みなさんの「働く」が今より面白くなればこれ以上嬉しいことはありません。

<TEXT/荻野純子(キャリアコンサルタント)>

株式会社FCEトレーニング・カンパニー 代表取締役社長。大手人材会社にて、法人営業・キャリアコンサルタントとして活躍後、⼀部上場経営コンサルティング会社にて採用研修業務に従事。2010年FCEトレーニング・カンパニー立ち上げに合流。講師として企業研修3000回、受講者数は5万人を超える。導入企業のリピート率は90%以上。著書に『xDrive 質問がPDCAを加速する』(キングベアー出版)がある

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