ドアを開けたら全裸の男が…ウーバーイーツ配達員が明かす「客からのセクハラ被害」
Uberのガイドラインには禁止行為が…
Uberの全ユーザー(ドライバー、乗客、配達パートナー、Uber Eats ユーザー、販売業者、企業など)に向けられたコミュニティガイドラインでは「常に安全で相互尊重を基本とした快適なサービスを推進する」と、冒頭に記されている。お互いの安全を守るという項目には「Uberにとって安全は最も重要であり」との一文がある。
さらに禁止行為として「性的暴行および不適切行為」という項目も上げていて、それには「恋愛や個人的な人間関係について尋ねたりしないでください。性的暴行および性的な不適切行為は、いかなる形においても禁じられています」とある。
また、このガイドラインに一部でも違反した場合は「Uberとの契約条件に対する重大な違反となる可能性があり、Uber マーケットプレイス プラットフォームの一部またはすべての利用が禁止されることがある」と明記されている。
しかし、ガイドラインで「性的暴行および不適切行為を禁止」していることが、被害の抑止にどれだけの効力を発揮しているのかはわからない。もちろんガイドラインの存在は無意味ではないが、一番大切なことは配達員や注文者を守るための「具体的な防止策」、つまりシステムを是正することではないだろうか。
男性配達員が出会った“奇妙な客”
被害を受けるのは女性だけではない。出前館をはじめ、演劇を続けながら数種のフードデリバリーを専業にして、東京で生活する俳優志望の綿貫淳さん(仮名・24歳男性)は、配達中に奇妙な経験をしたと話す。
「あるマンションへ配達に行ったときのことです。普通に手渡しだったので扉を開けると、目の前に女性のおしりがありました。肌が透けたネグリジェを着た女性が、Tバックを履いて、おしり突き出して屈んで見せてくるんです。驚いて固まってしまいました。ふと左側見たら足が見えて、男の足でした。隠れて男が横で立っていたんですよ……。
目を伏せたまま品物置いて帰りましたが、あれってそういう行為をカップルで楽しんでいたんじゃないかと思います。荷物の配達で訪れた人とかにも、やってるんでしょうね。他にも、都営団地でしたが、配達へ行ったら透け透けの白いパンティーを履いた男性が、なぜかもじもじしながら玄関先で立っていたことがあります」