3万円以下でも侮れないスマホ!「Android One」はシンプルで使いやすい
続いて、デメリットも見ていきましょう。
デメリット①:ゲームアプリで遊ぶにはスペック不足
普段使いには問題ありませんが、性能を抑えているために、ヘビーなゲームアプリなどを使う場合は、動作がもたつくなどスペック不足を感じそうです。
デメリット②:メーカー提供の「便利機能」が搭載されにくい
アプリや機能が絞り込まれて搭載される点はデメリットにもなりえます。各メーカー提供の「便利機能」をよく使う人は不便を感じるかもしれません。
たとえばシャープ製のAndroid One機種であっても、カメラアプリはGoogleのカメラアプリが採用されています。
そのため、高機能で知られるシャープ製のカメラアプリで行える自動構図補正などの多彩な機能は使うことができません。機種変更したら、今まで愛用していた機能がなかった……といった事態にならないよう気をつけましょう。
たくさんある中からどのモデルを選べばいいの?
ソフトウェアが標準化されていると、各機種での機能差も必然的に少なくなります。それでは、何を基準に機種を選択すればよいのでしょうか。
機能差が少ないとはいえ、実は、Googleが定める規定の範囲内で、各メーカーは独自色も打ち出しています。
たとえば、Android One S4(2018年2月発売、京セラ製)は、下位モデルの「Sシリーズ」だけあっておサイフケータイやNFCは非搭載ですが、京セラが得意とする赤外線機能がついています。
一方、最新モデルのAndroid One X4(2018年6月発売のシャープ製端末)は、Android Oneでは初となるフルHD+の大画面で、シャープの技術であるIGZOディスプレイを搭載しています。
価格をとるのか、それとも性能か、機能か。ご自身が重視するポイントによって違いをチェックしてみるとよいでしょう。
余分なものが削ぎ落とされたAndroid Oneのシンプルさは、「ごちゃごちゃスマホはもう飽きた」「自分好みに端末をアレンジしたい」という若い世代におすすめです。
幅広い使い道が用意されているAndroid One。機種変更を考えている方は、選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
<TEXT/Sarry>