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仮想通貨、宝くじ、競馬で「1億円儲かったら」税金はいくらになるの?

コラム

宝くじが当たったら税金はどうなる?

 宝くじは非課税です。いくらプラスになっても税金を納める必要はありません。1億円でも何億円であっても税金はかからないのです。

 ただし、宝くじに当選すると、情報がどこからともなく漏れ伝わり、寄付の依頼が増えたり、知らない親戚が増えるという怪奇現象がおこるようです。

 そして恐ろしいのは、身を持ち崩してしまう人がいること。何気なく買った宝くじが当たり、宝くじの行列に並んだ程度以外の苦労もなく、突然大金を手にした場合、金銭感覚が狂ってしまいお金を使い果たしてしまうことがあるようです。大金を手にして身を持ち崩す例は、日本に限らず世界共通。身の丈に合わない資金を意図せず手に入れることはリスクを伴うことなのかもしれません。

宝くじ:利益1億円、税額0円、手取り1億円

競馬を当てたら税金はどうなる?

競馬予想

 日本における公営ギャンブルの中で知名度の高い競馬。趣味が「馬」といえば、乗馬ではなく競馬を指します。競馬の特徴は、自分で当たると信じられる組み合わせを選べること。値上がりするか不透明は仮想通貨や、後の抽選で当たりが決まる宝くじと異なり、当たりを予想することが可能です。

 競馬には払戻金には税金がかかるのですが、税金の計算は2つに分かれます。1つは趣味の範疇で馬券を購入し結果を的中させた場合です。この場合は、一時所得という所得税の計算に分類されます。もうひとつは事業として競馬に投資した場合で、雑所得に分類されます。

 一時所得の計算は「所得税額=(収入―経費―50万円)×1/2×所得税率」です。収入は競馬の配当金、経費は馬券となります。所得税率は0~45%まで幅があります。収入の少ない人は税率が安く、収入の多い人は税率が高くなります。

 雑所得の場合はどうなるでしょう。過去に自動購入ソフトを使って馬券を買っていたところ、払戻金を雑所得とし、ハズレ馬券を経費として認める判決が出ています。他にも、インターネットで馬券を購入していた人がハズレ馬券を経費として認められたという事例があります。

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