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悪印象を与える“手の置き方”とは?仕事がデキる人/残念な人のしぐさ5つ

学び

最初は「ふり」でも変わっていく

しぐさ

息遣いもしぐさの一部(デキるver)デキる人は空気を吸って話し始めるきっかけを作り出す イラスト:髙栁浩太郎


しぐさ

(残念ver)ただ大人しく聞き入っているだけでは残念だ イラスト:髙栁浩太郎

――『仕事のしぐさ図鑑』で「最初はデキる人の振りをするだけでいい」という記述がありましたが、本当に「振り」だけで変わっていくのでしょうか。

荒木:いきなりがらりと変わることはありませんが「行動に気持ちがついていく」というとわかりやすいかもしれません。

 これはパントマイマーとして活動していくなかで得た気づきなのですが、パントマイムでは通常の演技と違い、「身体の動き」から役作りをしていきます。悲しいキャラクターを演じるときには肩を落としてしょんぼりと歩く。そうしているうちに、徐々に気持ちがその「振り」に近づいて悲しくなるんです。そういった自分自身の経験から、「振り」から「意識」を変えていくという考えになりました。

オンライン会議での「デキる・残念な人」

しぐさ

カメラとの距離をコントロール(デキるver/残念ver)話す・聞く時でさりげなくカメラとの距離をとると相手も「何か意見がありそうだな」「今は聞いているな」と察しやすい。オンライン会議で顔がしっかり写っていないのはNG イラスト:髙栁浩太郎

――ここ2年ほどで機会は増えましたが、オンライン会議へ苦手意識を持っている人はまだまだ多いと感じています。オンライン会議の時に役立つしぐさなどを教えてください。

荒木:オンライン会議、難しいですよね。対面だと呼吸や話しだしの空気が伝わりやすいですが、それができないので、表情やリアクションがより重要になってくると感じています。

 僕もオンライン会議をすることが増えたのですが、やっぱり無表情でただ聞いているだけっていうのは話す側からしたら不安になります。自分が話す時だけではなく、他の人が話している時でも、考えているしぐさをしたり、リアクションを取ったりすると、言葉は出さなくてもしっかり聞いているということが伝わるので、会議もスムーズにいきますし、相手からの信用も得られやすいです。

 リアクションの中で一番簡単にできるのは、眉毛の動きを少し意識してみることです。それだけでも印象はグッと変わりますよ。

仕事のしぐさ図鑑 「デキる人」「残念な人」を決める50のポイント

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