キャバクラで浪費するのは無駄か?年収1億円「フリーランスの王」が大反論
自分の肌感覚をどんどん研ぎ澄ませる
株本:マーケットの金銭感覚って言うのを、自分とは別で肌感覚で押さえておかないと、その商売って絶対できないし、逆にああゆう商売で成功している人もいる。
俺らはどっちかって言うと富裕層向けの商売なのね。経営者とかオーナーの社長向けにやっているから、オーナー社長がどういう気持ちで俺らにお金を使っているのかっていうのをわかってあげないと、俺らはそのお金をもらった時のバリューの合格ラインが分かんなくなるのよ。だからオーナー社長の気持ちになって、いろんなところに一緒に行ってお金を使ったりとか、それぞれのレストランの会計がいくらだったのかたって、必ず把握しなきゃいけないのよ。自分の肌感覚を、どんどん研ぎ澄ましていかなきゃならないのね。
上田:なるほど。
株本:これめちゃくちゃ重要で、例えばお金持ってる経営者からすると、20万~30万円のコンサル料を山本に払ったとするじゃん。その時に山本に求めることって、要は利益を増やすことなの。売り上げを上げるか、コストを下げるとかで利益を出していきましょうとか。
それ以外にも「実は節税対策をやりたい」「ここに余分なコストがかかってるので、社内政治的に切り替えづらいから、それをリプレイスしたい」とか。経営者は常にいろんな悩みの課題を抱えているわけじゃん。それをクリティカルに理解してうまく立ち回れることで、俺らフリーランスだけじゃなく、会社員もなんだけど、お客さんの気持ちを裏まですごく理解してあげるから需要があるわけ。
お金を使う気持ちを鮮明にイメージ
山本:「この人わかってくれる!」って言う感じ?
株本:そう。だから自分たちの商売の対象になる人の金銭感覚だったりとか、お金を使うときの気持ちだったりとかは、なるべく鮮明にイメージできるようにしないといけない。
今はコンサルやっているけど、将来的にもしかしたら低価格帯のサービスを始めるかもしれないじゃん。ってなったら、低価格帯のサービスを始めるためには、やっぱり低価格帯の人たちの気持ちをしっかり理解しないといけない。
俺は正直あまり強くないから、低価格帯のサービスをやってないのよ。でもそこの感覚が結局自分の商売に生きてくるから、なるべくいろんな人の金銭感覚を肌で感じるために必要。特にでかい市場のギャンブルとかもそうだけど、食わず嫌いせずに1回経験して「あ、なるほど」と。「これにハマっている人はこういう気持ちでやってるんだ」って押さえておかないと人間としての引き出しも浅くなる。だから「キャバクラに絶対行きません!」「あんなとこは行かないです」って言っている人は浅いなって思うね。
山本:経験してからこういう理由で……みたいな話があれば深いけども。
株本:これはめちゃくちゃ重要だと思う。