次に流行る外食チェーンは?400店を制覇した「1号店」マニアに聞く
チェーン店の本店や1号店ばかり、400店を巡り記録した人がいます。ミュージシャンのBUBBLE-Bさん(@BUBBLE_B)がその人。無個性だと思われるチェーン店ですが、400店を巡ったからこそわかる個性とは。そして、今後注目のローカルチェーンについてもたっぷりと語ってもらいました。
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1号店巡りへの目覚め
――初めて1号店を意識した瞬間はどんな時ですか?
BUBBLE-B:20年くらい前、京都にある天下一品の北白川総本店に行ったときですね。それまで食べてた天一と味が違うことに気づいたんですよ。そこから、天一でこれだけ味が違うんだったら、大手のチェーン店はどうなんだろうって思ってはじまりました。それでいくつか1号店を巡って、写真とかが集まりはじめて面白くなって来ましたね。
――1号店にこだわる理由はなんですか?
BUBBLE-B:創業者の思いがあることが多いのと、味の基準になるってところですね。店舗を広げた時に、アルバイトをたくさん雇うことになって味が落ちていったりするじゃないですか。1号店や本店はあまりそういうことにならない気がします。だから、他の店舗は本店より味が落ちることはあってもよくなるってことはあまりないかもしれません。
巡っていくと個性が見えてくる
――1号店の基準はなんですか?
BUBBLE-B:以前はセントラルキッチンがあるということが、ひとつの条件だったんですが、いまは気にしないようにしてます。例えば丸亀製麺は各店舗で作ってるんですよね。逆にいうと、個人店でも大手の製麺所から麺を仕入れたりしてるところも多かったりしますからね。
――1号店の面白さってどんなところにあるんですか?
BUBBLE-B:「ここから始まったんだ~」という歴史訪問感覚と、そのチェーンの顔にたどり着いたという感覚ですね。
――チェーン店を巡る面白さはどんなところですか?
BUBBLE-B:チェーン店って個性がないと思われることが多いですけど、個性がないとしても100個並べたら誰も勝てないですもんね。巡っていくとチェーン店の個性は見えてくるんですよ。以前は「腹減ったから、すき家でいいか」っていう感じで、消化試合みたいにチェーン店に行ってたんですけど、個性が見えてきたから、チェーン店に行く積極的理由が必ずある(笑)。