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インスタで15万人が共感、心理カウンセラーが教える「感情を上手く吐き出すコツ」

暮らし

 ストレスの多い日々のなか、繊細であることで生きづらさを抱え、自分を責めてしまったり、うまく生きることができなかったりして、苦しむ人が増えています。特にコロナ禍では、生活環境の変化による心の不調が生まれやすくなっています

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※イメージです

 そこで今回は、SNSなどで多くの人から共感の声があがっている『しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方』(KADOKAWA)の著者である心理カウンセラー・きいさん@kiitanuma_tanu)。自分の心の不調をきっかけに、独自に心理学を学んだというきいさんに、心を整えるためにできること、生きづらさを抱える人たちへのアドバイスなどを聞きました。

 しんどい心を持ちながら、その存在を否定せずに自分の人生を歩んでいくことはできるのでしょうか。インタビューは前編・後編の全2回に分けてお送りします。

はじまりは会社員時代の自責と他責

――心理カウンセラーとして普段どのような活動をしているのでしょうか。

きい:そうですね、普段は個別カウンセリングや月1回の講座、オンラインサロン、執筆関係のお仕事などをしています。インスタグラムのフォロワーが15万人以上いるので、そちらで生きづらさについて発信することが多いですね。

――インスタグラムをはじめたきっかけについてもお聞きしたいです。

きい:もともと私は一般企業の正社員として働いていて、毎日9時半出社の18時半退社、働いてお給料をもらい、当時彼氏がいる家に帰って、という生活をしていました。

 世間からは一般的で充実してるように見える20代女性だったと思いますが、心は全く穏やかではありませんでした。「なんで自分はこうなんだ」「自分はダメ」「なんでこうしてくれないんだ」「あいつはダメ」「人生うまくいかない」と自責と他責を繰り返し、頭が否定的な言葉でいっぱいになっていたんです。

睡眠時間は減るのに心は満たされた

心理

きい:そんな日常を送っていて、ふと自分の性格の謎をネットで調べた時に出会ったのが心理学でした。「どう思われるかを気にして断れない」「イライラする」「不安で自信がない」など「私のことが書いてある!」と驚きました。

 それをきっかけに仕事以外に心の勉強をすることにし、学んだことを自分が好きなイラストや言葉で表現していく場所としてインスタグラムを始めました。

――会社員としての生活を送る中で、そのための時間を作ることは大変ではありませんでしたか?

きい:それが全く大変ではなかったんです! 毎朝起きるのを1時間早くして時間を作ってみたのですが、睡眠時間は減っているはずなのに心が満たされるというか、解放されるというか、そんな清々しい気持ちでやっていました。

しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方

しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方

しんどいあなたの心に寄り添い、理由を見つけ、生きづらさを緩めてくれる一冊

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