スマホのデータ容量が不足したら。「写真クラウド」はどれを選ぶべきか
スマホ時代になって、写真を撮る回数が爆増した。仕事の息抜きとして、週末にインスタ映えするお店や観光地に行けば、TwitterやInstagramは写真で埋め尽くされるもの。
いっぽうで、スマートフォンのストレージ容量は、思うようには増えていない。2020年になっても、一番安いiPhoneのストレージ容量は64GBだが、インスタグラマーや愛猫家の手にかかれば、ものの数日、ときには1日でパンパンになってしまう。
さらにはカメラの進化により、写真1枚あたりのファイルサイズも大きくなり続けている。そういうわけで、現代人のスマートフォンは慢性的な“容量不足”の状態にあり、解決が望まれている。今回は、そんな悩みの特効薬になり得る「写真クラウド」について紹介したい。
「容量不足」の傾向はPCでも
容量不足の問題はスマートフォンだけではない。パソコンに関しては、この10年でストレージ容量が増えていない……どころか、逆に減っている。たとえばAppleのiMacでは、2010年に発売されたエントリーモデルのストレージ容量が1TB(=1,024GB)だったのに対し、2020年8月に発表されたエントリーモデルのストレージ容量は256GBだ。
これは旧式のHDD(ハードディスクドライブ)から、読み書き速度に優れた「SSD(ソリッドステートドライブ)」に切り替えたためであり、総合的に考えれば歓迎すべきことである。しかし、ストレージ容量が減っていることにはかわりない。
ストレージ容量不足を解消するための選択肢のひとつが、パソコンやスマートフォンから利用できるクラウドサービスだ。スマホからの写真アップロードに特化した主要なサービスを比較してみよう。