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上司に一目置かれる!文章が急に上手くなる「5つの心理効果」

学び

2:リーセンシー効果(最新効果/親近効果)

 私たちは、最新の情報(最後に触れた情報)に影響を受けやすい(記憶しやすい/思い出しやすい)という特性があります。これを「リーセンシー効果(最新効果/親近効果)」といいます。

 たとえば、コンビニのレジで会計するとき、レジの前にガムが置いてあり、なんとなく買ってしまった経験はありませんか? これも「リーセンシー効果」を活用したものです。

 SNS投稿などで、文章の最後にちょっとしたオチをもってくると、いいね!やコメント数が増えたり、ブログの最後に行動を促すひと言があることで、読んで終わりにならない、読み手の行動につながる文章になります。あなたの文章の読み終わりを、読み手はどう感じますか?

 応用として、あなたが上司への報告や仕事交渉のメールを出すときに、「プライマシー効果」と「リーセンシー効果」を意識してみると、コミュニケーションは驚くほどスムーズになります。

 冒頭で、結論や要件を端的に伝える(プライマシー効果)。そして、最後に、要件や依頼する内容を整理し、まとめて伝える(リーセンシー効果)。それだけで、仮に長文であっても伝わる文章になり、さらに相手から見たあなたの印象は「デキる人」になりますので、仕事や交渉が順調に進んでいきます。

3:「見出し効果」

ビジネス

 これは心理効果ではありませんが、文章が長くなるときには、必ず「見出し」を設けましょう。なぜなら、書き手は隅々までじっくりと読んでほしい、読むはずだ、と思っていますが、読み手の読み方は人それぞれだからです。

 理想は「見出しだけを読んでも、6割くらいの内容が“なんとなく”分かる」ことです。忙しい現代人に見出しだけを読み飛ばされても、ある程度の内容が理解できれば効率的ですし、価値を感じれば、最初に戻ってじっくり読み直してもらえるものです。

 見出しには、次の3つの効果があります。

1.読み手が要約した情報を最短時間で手に入れることができる
2.読み手の読むリズムができる(見出しが文字を読み続けるための箸休めになる)
3.書き手の頭の中が整理される(書き手の理解以上に読み手は絶対に理解できない)

 あなたの文章には、本文を読み飛ばしてもある程度理解できる見出しがありますか?

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