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突然の訃報に世界中が衝撃。コービー・ブライアントが築いた軌跡とは

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 2020年1月26日、米プロバスケットボール・NBAで長年にわたり活躍したコービー・ブライアントがこの世を去った。

コービー追憶

コービーを追憶するメッセージ。24は彼の背番号だ

 アメリカスポーツ史に名を残したスーパースターの突然の訃報に世界中に衝撃が走り、悲しみに覆われた。その激しくも華麗なプレーの数々、輝かしいキャリアは人々の記憶に永遠に刻まれる。

時代が移り、NBAに現れた若きスーパースター

 通算20年に及ぶ現役生活をレイカーズ一筋で全うした。

 高校卒業後にNBA入り、1996-1997シーズンにデビュー。当時の先発最年少出場記録を塗り替えるなど早くも頭角を現す。他を圧倒する身体能力を武器に、得点を量産していった。翌年からはオールスターにも選出される活躍を見せ、主力としての地位を確立する。

 プロ4年目からリーグ3連覇を成し遂げ、チームでの中心選手であることはもちろん、リーグのスタープレイヤーとしての存在も不動のものとしている。

 デビューと前後してアメリカバスケットボール界は大きな時代の変わり目を迎えていた。1980~90年代にスーパースターとして名を刻んだマジック・ジョンソンがコートを去り、そしてマイケル・ジョーダンも全盛期を終えている。新たなスターの出現が待たれていた時期だった。

 彼らと入れ替わる形で才能を発揮し始めたブライアントは、新人の頃から「神様」と比較されるという立場に。

 さらにはその実力ゆえ、チームメイトでもあったシャキール・オニールなど他のビッグネームとの確執なども表面化。しかし重圧にも物ともせず、引退を迎えるまでNBA史に燦然と輝くトッププレイヤーとして君臨した。

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