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3500万円のマンション購入に必要な金額は?今から貯める3つの方法

コラム

 マンションブロガーの、のらえもんです。この連載は20代上京サラリーマンや20代カップル向けに書いています。

お金 住宅 不動産

※画像はイメージです(以下、同じ)

 これまでは、どのようなマンションを買えば若いうちからの資産形成に向くのかを理詰めで考えていたのですが、いちばん大事なことを書くのを忘れていました。「マンションを買うためのお金」の話です。

 実際、家を買うにはいくらいるのか、それをどうやって用意するのか?考えてみましょう。

家を買うのに必要なお金

 街を歩いて、住宅のお値段4000万円、5000万円といった数字を見て「そんなに払えない」と途方に暮れていませんか。大丈夫です、最初から全額現金で払う人は稀です。ほとんどの人は住宅ローンを利用します。

 そしてこの住宅ローンは、「勤続年数が多い正社員」が使いやすく、経営者・フリーランスには極端に不利な制度です。正社員なら1%以下の金利で住宅購入費用を調達できます。あなたが将来、独立や転職を考えているならこの点を考慮しましょう。

 また、ネットを検索してみると「諸費用の他に、頭金は住宅価格の1割必要」という記事が多いでしょうけど、正直な話、頭金なしでも住宅ローンを組むことができます。

 私が考えるに、20代諸君にとっては、頭金をじっくり貯める時間は無駄かもしれません。30代に比べて住宅ローンを払える時間が長いのですから、今後の人生の選択肢を豊かにするような、資産性を考慮に入れたマンション選びにしたほうが良いでしょう。もちろん、その「諸費用」すら貯められない人に、多額の借金をする資格はありません。

住宅購入の「諸費用」とは?

電卓の上に立つ人

 では諸費用ってどれくらいかかるの? という話ですが、新築でざっくり物件価格の4%、中古で7%程度と考えてください。内訳としては、

・住宅ローンの融資手数料や保険料
・登記にかかる司法書士費用
・印紙代
・税金(登録免許税等)
・火災保険料

 これに加え、新築マンションでしたら「修繕積立基金」が、中古マンションは「仲介手数料」がかかります。

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